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2017.12.28 知って得する塗装講座

モルタル外壁のメリットは? 塗装のメンテナンスが必要な理由を紹介

モルタルは古くから人気のある外壁材の一つです。「外壁塗装を検討している」「モルタル塗装について知りたい」という人も多いでしょう。外壁材は家の見た目だけでなく、建物の寿命を左右する大切なものです。外壁材の特徴をしっかりと把握し、予算も考えた上で最適なものを選ぶ必要があります。

この記事では、モルタル塗装のメリットやメンテナンス方法、塗装業者の選び方などをまとめてご紹介しましょう。

この記事を読むことで、外壁のモルタル塗装について詳しく分かるはずです。ぜひ参考にして失敗のない外壁塗装をしてください。

1.モルタルの基礎知識

まずは、モルタルの特徴や最近の傾向などをご紹介します。

1-1.どんなものか?

モルタルとは、セメントと砂を混ぜた材料に水を加えて練り合わせた建築材料です。外壁をはじめ、床材やブロックの目地材・バルコニーの防水仕上げなどに使用されています。日本にモルタル外壁が普及したのは明治時代で、昭和50年ごろにサイディングが登場するまではほとんどの住宅の外壁に使用されていたのです。

1-2.特徴

モルタルの主成分はセメントなため、非常に丈夫なイメージがあると思います。しかし、実際にはモルタルの防水性は低いのが特徴です。塗装が防水の役割を果たすことになるため、塗装が劣化してくると水分を吸収してしまい、建物の劣化を招いてしまいます。そのため、定期的なメンテナンスが必要なのです。

1-3.最近の傾向

1990年代以前に建築された住宅の外壁には、モルタルが用いられるケースが主流でした。最近はサイディングの外壁が採用されることが多くなってきていますが、モルタル特有の味わいを好む人は今でもたくさんいます。そのため、現在もモルタル外壁で建てられる新築の家も少なくないのです。

2.モルタル塗装について

モルタル塗装のメリットや弱点、耐用年数をまとめました。

2-1.モルタル外壁のメリット

モルタル外壁のメリットは、耐震性・耐火性・耐久性にすぐれているという点です。サイディングと違って家の周囲を取り囲むように施工されるため、大きな地震があっても倒壊しにくいでしょう。また、セメントと砂・水という不燃性の原料で作られているため、火にも強いという特徴があります。

そのほかにも、サイディングのようなつなぎ目のある壁にならないこと、味わいと質感がよいことなどがメリットとして挙げられるでしょう。

2-2.弱点は?

モルタルには「ひび割れを起こしやすい」という弱点があります。ひび割れが起こると、雨水やホコリなどが侵入して建物の劣化を招いてしまうため、定期的な補修や塗装などのメンテナンスが必要です。また、モルタル外壁は職人による施工が基本になるため、費用が高いというデメリットもあります。

2-3.耐用年数

モルタル外壁の耐用年数は30年といわれています。ただし、この数字は8~10年ごとにメンテナンスを行った場合のものです。ひび割れを放置するなどメンテナンスを怠ると、モルタル外壁の寿命は短くなります。きちんとメンテナンスをしていれば、寿命を半永久的に延ばすことができるでしょう。

3.モルタル塗装の補修、メンテナンスについて

モルタル塗装の補修が必要な場合やメンテナンス方法について詳しくご紹介します。

3-1.こんなときは補修が必要

モルタル塗装の補修を検討すべきなのは、以下のような症状があるときです。

  • 色あせや変色がある
  • 触ると白い粉がつく
  • ひび割れがある
  • コケや藻・カビが発生している
  • 仕上げ材がはがれてきている

3-2.メンテナンス方法

重度のひび割れには、シーリング注入やエポキシ注入などによる修復が必要なため、専門業者に依頼する必要があるでしょう。また、コケやカビなどは、塗料の防水性が低下することで発生するため、業者に点検を依頼してメンテナンスの必要性を検討すべきです。チョーキングや仕上げ材のはがれは、高圧洗浄をした上で塗り替えを行う必要があります。

3-3.施工時間と費用相場

軽度のひび割れであれば自分で補修することも可能です。ホームセンターで塗料やコーキング材などを購入する場合、1㎡あたり500~2,000円程度で施工できるでしょう。業者による大規模な補修工事が必要な場合は、1㎡あたり4,000~6,000円ほどが相場です。塗装の塗り替えには2週間程度かかるでしょう。

4.モルタル塗装業者選び

モルタル塗装を依頼する業者選びのポイントや注意点をまとめました。

4-1.業者選びのポイント

外壁塗装業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしてください。

  • 豊富な実績があるか
  • 無料見積もりを受け付けているか
  • 見積書の内容は明確か
  • アフターフォローの内容は充実しているか
  • 事務所の所在地を明確にしているか
  • 親切でスピーディーな対応か

4-2.費用を抑えるコツ

外壁の塗装工事には定価がないため、あらかじめ大体の相場を把握しておくことが大切です。そうすることで、費用を抑えることにもつながるでしょう。事前に複数の業者に見積もりを依頼し、比較してみてください。また、大がかりな補修が必要になると費用もその分高くなります。大きな出費を抑えるためにも、10年に1回は塗装の塗り替えを検討しましょう。

4-3.注意点

外壁塗装業者の中には悪徳業者も存在しているため、業者選びには十分注意が必要です。実際に、「高額な追加料金が発生した上、ずさんな工事をされた」という例も少なくありません。特に、飛び込みで突然やってきて契約を急がせる業者や、不安をあおって工事をすすめてくるような業者は利用しないようにしましょう。

5.モルタル塗装に関するよくある質問

「モルタル塗装について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.外壁塗装に最適な季節はいつですか?
A.基本的に1年をとおして可能ですが、比較的温度と湿度が安定した春と秋がベストシーズンといえます。

Q.外壁を手でこすると白い粉が付くのはなぜでしょうか?
A.塗膜が古くなって粉状になったものです。壁を保護する機能が低下しているサインなので、洗浄しても解決する問題ではありません。塗り替えを検討しましょう。

Q.モルタルとコンクリートの違いを教えてください。
A.モルタルはセメントに砂を混ぜて水で練ったもの、コンクリートはセメントに砂と砂利を混ぜて水で練ったものです。砂利の有無によって強度が異なり、用途も変わってきます。

Q.モルタル外壁に適した塗料はどのように選べばよいでしょうか?
A.モルタルはひび割れが起きやすいため、弾性塗料を使用するべきです。伸縮性があるため、壁にひび割れが起きても塗膜にはひび割れが入りにくくなります。

Q.悪質な業者の被害にあった場合は、どこに相談すればよいですか?
A.国民生活センターに窓口があるため、相談してみてください。適切なアドバイスがもらえるはずです。

まとめ

モルタルの外壁塗装について詳しくご紹介しました。モルタルの外壁は、きちんとメンテナンスすることで建物の寿命を延ばすことができます。劣化のサインや補修のタイミングをしっかりと見極め、住宅を長持ちさせましょう。ぜひこの記事を参考にして、満足のいく塗装をしてください。

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