外装リフォームの方法とポイントは? サイディングなど外装材を紹介


「キレイな外壁にしたい」「サイディングボードを新しく張り替えたい」など、外装を変えたいときはリフォームが最適です。外装は、外から見える部分の設備や装飾のことを指しています。常に、周囲から見られる部分だからこそ、美しく保ち続けなければなりません。もし、外壁の塗装が剝(は)がれたり汚れたりした場合は、第一印象が悪くなります。また、外壁のひび割れは建物全体の耐久性にも大きく影響するものです。では、外装のリフォームとは、具体的にどのような内容があるのでしょうか。本記事では、外装リフォームの内容・方法・業者選びを解説します。

  1. 外装リフォームの基礎知識
  2. 外装リフォームの内容は?
  3. 外装リフォームの方法
  4. 外装リフォームの業者選び
  5. 外装リフォームに関してよくある質問

この記事を読むことで、外装リフォームを行うための方法とポイントが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.外装リフォームの基礎知識

まずは、外装はどういう部分で、どういうときにリフォームが必要になるのか基礎知識を深めましょう。

1-1.外装とは?

建物の屋外にあたる部分のことを「外装」と言います。たとえば、屋外にあたる部分の装飾・壁面仕上げ・屋根・外構などです。リフォーム業界では、主に「外壁」と「屋根」を指します。
外装は、外から見える建物の姿を自分の好みに合わせてデザイン・カラーが表現できる部分です。見た目を美しくするのはもちろんのこと、建物を守る重要な機能も持ち合わせています。雨風や外部からの火災延焼を防ぎ、外気温の影響をやわらげるという役割を担っている大事なところです。

1-2.外装リフォームはどんなこと?

前述したとおり、外装は「建物の美観を保つ」「建物の寿命を延ばす」という2つの目的があります。美観が著しく損なわれたり雨漏りなどが発生したりすると、これらの目的が機能しません。そこで、外装リフォームを行うことで、外観がキレイになり建物の耐久性がアップするのです。

1-3.どんな場合に必要なの?

外装リフォームが必要なケースは、以下のとおりです。

  • 外壁の汚れを放置している
  • 外壁がボロボロで、全体の外壁を変えなければならない
  • 築年数が20年以上経過し、メンテナンスを行ったことがない
  • 外壁塗装をしたけど、すぐに剝がれた

上記に当てはまる場合は、外装リフォームをしなければなりません。しかし、外装リフォームは今後のことを考えて行うケースもあります。たとえば、今後の住宅メンテナンスを楽にしたい、将来的に売却を考えている場合は、上記のような状況になる前に外装リフォームを実施したほうが良いでしょう。

1-4.リフォームのメリットは?

「外観のイメージが良くなる」「劣化補修ができる」「省エネ効果がアップする」というメリットがあります。外装がキレイになると、外部からの印象が良くなるので来客時に恥ずかしい思いをすることがありません。外装は雨風にさらされているため、劣化しやすい場所でもあります。だからこそ、定期的なメンテナンスで劣化を防ぐことが大切です。
さらに、外装に断熱リフォームを施せば、省エネ効果がアップします。外装リフォームの内容によっては、さまざまなメリットが生まれるのです。

2.外装リフォームの内容は?

それでは、外装リフォームの内容を具体的に解説します。

2-1.外装の種類

外装リフォームに必要不可欠な外装材はさまざまな種類があります。一般的な外装材は、サイディング・モルタル(塗り壁)・タイル・ALCなどです。それぞれの特徴を以下にまとめました。

  • サイディング:工場生産されたボード状の建材。耐火性・耐久性に優れ、窯業系・金属系・樹脂系・木質系に分かれる
  • モルタル(塗り壁):セメント・砂・混和材を混ぜ、水を加えて練ったモルタルを下地に樹脂系の素材などを塗装したもの。樹脂系の素材を吹き付けたり、ローラーまたはコテで模様を施したり、仕上げの方法で見た目が異なる
  • タイル:粘土を主原料に、鉱物を混ぜて板状に成形し焼成したもの。外装だけでなく、内装にも用いられる素材で、耐火性・耐候性・耐久性に優れている
  • ALC:軽量気泡コンクリートの1種。軽量で耐火性能が高く、加工が簡単な素材

2-2.デザイン、色は?

外壁材の種類や施工・仕上げ方法などで、さまざまなデザインが表現できます。たとえば、レンガ調のタイルを一部に貼り付けると、外壁にアクセントが生まれるでしょう。玄関の周辺に施工するだけでも、洋風な雰囲気となります。また、窯業系・金属系サイディングは多彩な表面デザインが特徴的です。木目調・石積調など、和洋どちらとも合うデザインがそろっています。
色も多種多様なので、全体バランスを考えながら選ぶことが大切です。カタログで見る色と実際に施工された色に差が生まれる可能性があります。イメージと違う仕上がりにならないために、実際に施工された外壁材の色を直接チェックしたほうが安心です。

2-3.最近の傾向をチェック!

最近は、表面の塗装などに工夫を施して、汚れにくくメンテナンスを楽にした外壁材に人気が集まっています。安い外壁材を使用するよりも、機能性抜群な種類を使用したほうがメンテナンス頻度を減らすことができるのです。こまめにメンテナンスを行う必要がなくなるメリットがあります。
また、健康住宅への関心や健康への配慮から、自然素材の塗り壁も注目されているのです。代表的な塗り壁には、消石灰を主材料とした「漆喰(しっくい)」があります。カビや細菌が発生しにくく、吸放湿性能が優れている点がメリットです。

2-4.外装補修とは?

外壁のひび割れやサイディングの汚れ、塗装の剝がれが目立つ場合は、外壁補修が必要です。たとえば、サイディングにひびが入っている場合は、コーティング剤を注入します。下地が傷んでいる場合は、下地補修も行わなければなりません。適切な外装補修を行うために、リフォーム業者による診断が大切です。

3.外装リフォームの方法

リフォームを行う前に知っておきたいポイントを解説します。

3-1.リフォームの時期はいつ?

近年、多くの住宅に使用されているサイディングの場合は、交換目安が約25~30年と言われています。サイディングは耐久力に優れているため、外壁材の中でもメンテナンスの頻度が少なめです。しかし、塗装に使用される塗料によって、定期的な塗装の塗り替え時期が異なります。あくまで目安なので、交換時期が来る前でも、外装にひび割れや塗装の剝がれなどが起きた場合は早めのリフォームが必要です。

3-2.コンセプトの決め方

リフォーム業者へ依頼する前に、どんなふうにしたいのかコンセプトを決めておきましょう。たとえば、「こんな雰囲気にしたい」「和洋折衷の外装にしたい」など、大まかなコンセプトでも構いません。業者と打ち合わせを行いながら、より具体的なコンセプトとリフォーム内容を決めていきます。最初に、大まかなコンセプトを決めておけばリフォームの目的が明確になるのです。

3-3.リフォームの主な流れ

主なリフォームの流れは以下のとおりです。

  1. 業者のホームページまたは電話で無料見積もり・無料診断を依頼する
  2. 無料診断後、要望を伝えながらリフォームプランと見積もりを確認する
  3. 見積書に納得したら契約を交わし、施工日を決める
  4. 業者が近隣へ工事着手前に挨拶まわりをする
  5. 足場を組み、メッシュシートを張る
  6. サイディングの防水目地切れ・ひび割れなど不具合部分の補修をする
  7. 壁に浮き上がった古い塗膜などを高圧洗浄で除去する
  8. 余計なところに塗料が付着しないように養生を施す
  9. 下塗り・中塗り・上塗りを行う
  10. 塗装終了後、こまめにチェックを行い確認したら支払いをし完了

3-4.施工例を紹介

外装リフォームの具体的な施工例を知りたい方は、業者のホームページをチェックしてください。たとえば、外壁塗装・外装塗装工事を行う「株式会社テンイチ」では、さまざまな施工例を掲載しています。写真と一緒に細かい説明を記載しているので、ぜひチェックしてください。

3-5.費用相場は?

使用する外壁材や業者によって費用に大きな差が出てきます。以下に、主な外装リフォームの費用相場をピックアップしてみました。

  • 外壁の塗り替え:60万~140万円
  • サイディングボードの張り替え:85万~110万円
  • モルタルからサイディングへの張り替え:20万~30万円
  • ひび割れの修繕:3万~10万円
  • 外壁の高圧洗浄:10万~15万円

3-6.無料見積もりを利用しよう

具体的な費用を知りたい方は、無料見積もりを利用してください。外装リフォームの大まかな費用が分かります。また、1社だけでなく、複数の業者に依頼すると比較できるのでおすすめです。ただし、安すぎる業者はきちんと施工しない可能性があるため、価格だけでなくサービス内容も比較することが大切なポイントとなります。

4.外装リフォームの業者選び

安心して依頼できる業者を見つけるためには、選び方のポイントを把握しておかなければなりません。外装リフォームの業者選びにおけるポイントをチェックしておきましょう。

4-1.業者選びのポイント

どの業者に依頼すべきか悩むときは、以下のポイントに注目してください。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • 低費用かつ高品質なサービスが受けられる
  • 工事前に無料外壁診断を行っている
  • 無料見積もり・無料相談を受けつけている
  • アフターフォロー・メンテナンスが充実している
  • 近隣対策を徹底している
  • 要望を聞きながら、的確なリフォームプランを提案してくれる
  • 外装リフォームの実績がある

4-2.アフターフォロー、メンテナンスについて

業者選びの際は、アフターフォローとメンテナンスの有無をチェックしてください。アフターフォローが整っていない業者に依頼すると、後で問題が起きても対応してくれません。アフターフォローが充実している業者なら、万一工事後に不具合が発生しても、最長10年の保証があるので無償で対応してくれます。

4-3.注意点

「イメージと違う」「施工後、塗装が剝がれた」など、悪徳業者との間でトラブルが続出しています。外装リフォームは費用が高額なので、失敗はできません。後悔しないためにも、業者選びのポイントを踏まえた上で慎重に選んでください。

5.外装リフォームに関してよくある質問

外装リフォームに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.外壁塗装と外装リフォームの違いは?
A.名前のとおり、外壁塗装の基本は塗装工事です。外壁を塗装したり、シーリングなど一部の補修を行ったりします。一方、外装リフォームは、必要に応じて補修もしくは交換を行う工事です。外壁だけでなく屋根に関しても、葺き替え・カバー工法・ガルバリウム鋼板重ね張りなどを行います。

Q.外装材の施工方法は?
A.主な工法は、乾式工法と湿式工法に分かれます。乾式工法は、釘・ネジ・ボルトなどで外装材を取りつける方法です。一方、湿式工法はコンクリートを用いるなど水分を使う方法となります。一般的な住宅は、工期が短く施工性の高い乾式工法を用いるケースが多いのです。湿式工法は手間と時間がかかりますが、味わいのある仕上がりになる点がメリットとなります。

Q.防水・断熱塗装のメリットは?
A.防水塗装は雨漏りを防ぐことができます。雨水の浸入を徹底的に断つ目的があるため、防水効果が高まるでしょう。断熱塗装は、夏は涼しく冬は暖かい環境を保つことができます。塗装に工夫を施すだけでも、さまざまな効果が生まれるのです。

Q.屋根の寿命はどのくらい?
A.屋根の耐用年数は使用する材料によって異なります。たとえば、スレート屋根は15~25年、ガルバリウム鋼板は30~50年、セメント系瓦は30~40年です。ただし、耐用年数はメンテナンス時期と異なるので注意しなければなりません。耐用年数が短めの屋根材ほど、メンテナンス頻度も短くなります。

Q.具体的な保証・アフターサービスの内容は?
A.「株式会社テンイチ」では、塗装工事の場合、5年~最長10年までの長期保証がついています。希望に応じて、6か月に1度の定期点検を実施しているため、施工後も安心して生活できるでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 外装リフォームは、外から見える部分の設備や装飾をキレイにし、雨風から保護するために行います。さらに、美観を保ち続けるだけでなく、建物の耐久性を上げるという目的も持っているのです。定期的なメンテナンスを行わなければ、見た目が悪くなり建物の耐久性も下がるので、地震など自然災害に弱い建物となるでしょう。毎日生活する家だからこそ、安心して生活できるように、外装リフォームを定期的に行うことが大切です。