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外壁の汚れやキズが目立ってくると気になりますよね。常に雨風や紫外線の影響を受けている家の外壁は、思っている以上にダメージを受けているものです。

建物の寿命をのばすためにも、定期的な外壁塗装は必要でしょう。

しかし、外壁塗装にはそれなりの費用がかかります。

• 今はやりのDIYで外壁塗装できないのか？
• DIYすればどのくらいの節約になるのか？
• DIYより業者に依頼する方がメリットはあるのか？

そんな人たちのために、DIYで外壁塗装をする方法についてご紹介します。

1．外壁塗装の手順

外壁塗装のDIYを検討しているなら、まずは手順について知っておきましょう。自分でできる範囲であるかどうか確認してみてください。

1-1．準備

外壁にはさまざまな汚れが付着しています。塗装の前に、まずは外壁をきれいに水洗いしましょう。

水を流しながら、ブラシなどを使ってカビや汚れを落としていきます。この作業を行うことで、塗装の密着が高まるでしょう。

そして、塗料が飛び散って周りが汚れないように、ビニールやガムテープで覆います。この作業を「養生」と言い、仕上がりに大きな差が出ることになるでしょう。

見た目をきれいに仕上げたいなら、養生は必ず行ってください。

1-2．塗装

塗装には「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3段階があります。

下塗りは、塗料の密着性を高めるために接着塗料を塗装する作業です。接着塗料にはいくつか種類がありますので、注意して選ぶようにしてください。

次に中塗りを行います。塗料はホームセンターや塗料屋さんに行けばさまざまな種類のものが販売されているため、相談しながら選ぶと良いでしょう。

最後に、上塗りは「仕上げ塗装」とも呼ばれ、中塗りと同じように塗装します。

1-3．仕上げ

塗装が完了したら、養生をはがします。すでに乾いている塗料が周囲を汚してしまう可能性もあるため、慎重にはがすようにしてください。

2．必要な道具・材料

次に、外壁塗装をDIYする際に必要な道具と材料についてご紹介します。ホームセンターに行けばすべての道具が手に入るでしょう。

ただし、業務用と家庭用で塗料が異なるため、選ぶ際には注意が必要です。

• 高圧洗浄機
• 脚立
• マスキングテープ
• 養生シート、ビニール
• ナイロンタワシ、ワイヤーブラシ
• サンドペーパー
• はけ、ローラー
• 下塗り塗料
• 仕上げ塗料

3．かかる費用の目安

外壁塗装をDIYで行おうと考える理由のほとんどが、費用の問題でしょう。

業者に依頼すれば100万円前後かかる外壁塗装でも、DIYなら半分以下で済ませることが可能です。業者に依頼した場合は、足場代と人件費が高くつきます。

DIYだと足場代と人件費がかからない分、安く済むのです。「せっかく自分でやるのだから、もっと安く済ませたい」という人も多いでしょう。しかし、外壁塗装をDIYするには大変な時間がかかります。

時間をかけて苦労するからには、それなりの仕上がりを期待したいですよね。しっかりした足場と、質の良い塗料を用意してください。

また、高圧洗浄機など高価なものもそろえなければならないため、40万円前後はかかると思っていた方が良いでしょう。

4．DIYするデメリット

外壁塗装をDIYする前に、業者に依頼せず自分で行うことのデメリットについても知っておくべきです。DIYのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

4-1．きれいに仕上がらない

自分で外壁塗装を行うと、どうしてもプロのものと比較して仕上がりがきれいにはなりません。ペンキなどの特殊な塗料を塗るためには、熟練した技術が必要です。素人が行うと、塗りムラなどの仕上がりの荒さが目立ってしまうでしょう。

洗練された美しい仕上がりを目指している人には、あまりおすすめできません。

4-2．時間がかかる

外壁塗装をDIYするには、大変な時間がかかります。1日中作業できる日が何日も続けてあるならさほど問題はないでしょう。

しかし、本業の片手間に作業を行う人がほとんどのはずです。時間があるときに少しずつ作業をすすめていては、外壁塗装していない部分を長期間放置しておくことになります。先に塗装を済ませた部分との違いが出てしまうため、大変難しくなるでしょう。

4-3．危険

外壁塗装を行う場合、足場を組み立てる必要があります。平屋でも上の方を塗装する際には、足場がないと難しいでしょう。

ホームセンターに行けば足場が販売されています。しかし、一度しか使わないものを購入するのはもったいないですよね。

外壁塗装を行っている業者で足場をレンタルしているところがあるため、確認してみると良いでしょう。ただし、素人が足場を組んでその上で作業を行うことは大変危険です。

足が滑って落下してしまった例もあります。そのような危険を伴う作業であるということも、外壁塗装をDIYするデメリットのひとつでしょう。

5．塗装業者に任せるメリット

最後に、DIYせずに塗装業者にお任せすることのメリットについてご紹介します。

5-1．最後まで責任を持って面倒を見てくれる

外壁塗装をDIYする際、失敗してやり直す例は非常に多いようです。やり直し作業にはそれだけ時間もお金もかかりますし、労力も必要になります。

最終的には自分で直せなくて「結局業者にお願いした」という人も少なくないでしょう。最初から業者に依頼しておけば、万が一失敗しても修正して最後まで仕上げてもらえます。

5-2．プロの仕上がりが期待できる

腕の良い職人がいる塗装業者に依頼することで、プロの仕上がりが期待できます。熟練した技術を持つ職人が行う作業と、慣れない素人が行う作業では、見なくてもその違いが分かるでしょう。

いつまでも自宅の外観を美しく保ちたいと考えているなら、やはりプロの塗装業者に依頼するのが一番です。

5-3．時間がかからない

外壁塗装を業者に依頼した場合、通常ですと2週間程度で作業は完了します。多くの施工実績を持つ職人が数人で取りかかるわけですから、足場の設置から塗装までスムーズに進むでしょう。

外壁塗装は天候に左右される部分も多いため、DIYするには非常に時間がかかります。週末にしか作業をすすめられない可能性も高いため、完了まで何か月もかかることになってしまうでしょう。

まとめ

外壁塗装をDIYで行う方法についてご紹介しました。

• 外壁塗装の手順
• 必要な道具・材料
• かかる費用の目安
• DIYするデメリット
• 塗装業者に任せるメリット

「DIYで外壁塗装しようと考えている」「外壁塗装の手順や必要な道具について知りたい」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。