ラジカル塗料とは?〜外装塗装はラジカル塗料で!特徴やメリット〜


外壁塗装をしたいけれど、どんな塗料を選べばいいのかわからず、お悩みではありませんか? そんな人におすすめなのが、きれいで長持ち、コストパフォーマンスがいい「ラジカル塗料」です。2015年に発売されたラジカル塗料は、最近徐々に注目を集めています。業界も驚いた画期的な性能を持つラジカル塗料の特徴やメリット・デメリットなどの情報をご紹介しましょう。

  1. ラジカル塗料とは
  2. ラジカル塗料の特徴
  3. ラジカル制御技術とは
  4. ラジカル塗料のメリット
  5. ラジカル塗料のデメリット
  6. まとめ

1.ラジカル塗料とは

最近、耳にするようになったラジカル塗料とは、いったいどのような塗料なのかご存じでしょうか。ラジカル塗料は、正確には「ラジカル制御型塗料」といわれています。読んで字のごとく、「ラジカル」を制御するタイプの塗料なのです。

ラジカルとは、塗料の塗膜(とまく)劣化を招く物質のことで時間の経過とともに発生します。そこで、日本の塗料メーカーである日本ペイントは、ラジカルの発生を抑えるラジカル制御型塗料を開発しました。日本ペイントでは、「ラジカル制御型塗料」を「パーフェクトトップ」という商品名で販売しています。

2.ラジカル塗料の特徴

2-1.劣化を招くラジカルを抑える

基本的に、外壁塗装などに用いられる塗料には顔料が使用されています。顔料は塗料の色を作る成分で、そのなかには「酸化チタン」という成分が含まれているのです。酸化チタンは、塗料だけではなく化粧品や食品添加物などにも使用されているほど安価で安全な物質とされています。

しかしながら、酸化チタンは、雨風や太陽光の紫外線にさらされると「ラジカル」を発生させてしまうのが欠点なのです。そして、ラジカルは、耐久性を保つため塗料に配合されている樹脂成分を分解してしまうので塗膜が劣化してしまいます。パーフェクトトップに代表されるラジカル塗料は、ラジカルの発生を制御する塗料として注目をされているのです。

2-2.耐候性(たいこうせい)にすぐれている

塗料が屋外で使用されたとき、劣化や変形、変質などを起こしにくい性質のことを「耐候性」といいます。

ラジカル塗料は、従来のフッ素樹脂・シリコン樹脂塗料よりも耐候性にすぐれているのです。

2-3.美しいつやがある

高分子ポリマーが塗膜面の隙間をぴったりと埋めます。そのために塗膜面がなめらかになり美しいつやがでるのです。

2-4.低汚染性・防藻(ぼうも)・防かび機能

  • 低汚染性…すぐれた親水化技術により雨だれ汚染などを防ぐ効果があります。
  • 防藻・防かび…バイオ技術により外壁の美観を損ねる藻(も)やかびを防ぐ効果があります。

3.ラジカル制御技術とは

塗料に用いる白色顔料に含まれている酸化チタンは、紫外線を吸収してラジカルを発生します。そして、ラジカルは塗料のなかに含まれている樹脂を破壊するため、塗膜面がどんどん劣化するのです。

日本ペイントが独自で開発した新技術「ラジカル制御技術」は、このラジカルの発生を抑えることができます。

ラジカル制御技術は、「高耐候酸化チタン」と、「光安定剤」の二つの技術が支えているのです。

3-1.高耐候酸化チタン

ラジカル制御技術に用いられている「高耐候酸化チタン」は、通常の酸化チタンとは異なり、発生したラジカルを包み込む「表面保護層」を作り閉じ込めます。そのために、塗膜面の樹脂も影響を受けることなく劣化を防ぐことができるのです。高耐候酸化チタン技術を用いることにより、アクリル樹脂系の塗料でありながらも、従来のシリコン樹脂を上回るすぐれた耐候性が実現可能となりました。

3-2.光安定剤

ラジカル制御技術を用いた塗料には、光安定剤がまんべんなく存在しています。この光安定剤も高耐候酸化チタンと同様に発生したラジカルをつかまえ動きを抑制する働きをするのです。

4.ラジカル塗料のメリット

ラジカル塗料には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

4-1.高性能

2の「ラジカル塗料の特徴」でもご紹介したように、耐候性・美しい光沢・低汚染性・防藻、防かび機能にすぐれているのがラジカル塗料のメリットです。そのために、チョーキングが起こりにくいので外壁塗装が長持ちします。

※チョーキング(白亜化減少)…塗装面の表層樹脂が紫外線や熱、雨、風などによって劣化することです。塗料に含まれている顔料がチョークの粉のような状態になり、表面を触ると手に付くようになります。

4-2.コストパフォーマンスにすぐれている

通常、高性能な製品は価格のほうも高価になるものです。ところが、ラジカル塗料の場合は、性能がすぐれているため塗り替え回数が少なくて済みます。そのため、コストパフォーマンスが高くなるのがメリットでしょう。

通常、外壁は10年に1度塗り替えが必要です。ですが、ラジカル塗料は15年以上持つといわれています。将来を考えると塗装費用を抑えることができるのです。

ラジカル塗料の金額は、従来のウレタン樹脂塗料やシリコン樹脂塗料と同じくらいになります。「1平米で約1,500〜2,000円」を目安にしてください。

4-3.さまざまな面に塗装できる

ラジカル塗料はさまざまな下地に塗装できるのもメリットです。モルタル・窯業(ようぎょう)系サイディングボード・コンクリート・アルミ・鉄部・亜鉛メッキ・金属サイディングボード・ ALCパネルなどの塗り替えに利用できます。個人住宅はもちろんのこと、店舗や工場、商業ビル、学校、病院、福祉施設など幅広い建築物に対応できるのです。

4-4.作業性が高い

ラジカル塗料は水性なので危険性が少なく混ぜやすいのです。また、主剤と硬化剤を混ぜる手間がない「1液型」なので作業がスムーズに運びます。のびがよくローラーで塗りやすいのでプロの間でも評判が高いのです。

5.ラジカル塗料のデメリット

メリットが多いラジカル塗料ですが最新の製品ならではのデメリットもあります。ご紹介しましょう。

5-1.最新の塗料なので知られていない

ラジカル制御技術を用いた塗料が誕生したのは2015年です。最新の塗料であるために、まだ使用したことがない業者も少なくありません。業者によっては取り扱っていないところもあるのです。

ラジカル塗料による外壁塗装を行いたいときには、まず扱っている業者を探す必要があります。

5-2.実績が少ない

最新の塗料なので実績がまだ少ないのもデメリットといえるでしょう。ラジカル塗料を扱っているとともに、詳しい知識を持った業者を探すようにしてください。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

外壁塗装を検討している方にとって気になるのが塗料の種類や特徴、どれくらい持つのか、いくらくらいの値段がかかるのか…ということです。そこで、ここでは、最新のラジカル塗料についてご紹介しました。高機能・コストパフォーマンスがよい・長持ちして作業もしやすいとメリットが多い塗料であることがおわかりいだだけたのではないでしょうか。

外壁は常に紫外線や風雨、泥やほこりなどにさらされています。そのために、ラジカル塗料は劣化対策としても最適な塗料だといえるでしょう。ただし、まだ新しい塗料のために使ったことがないという業者も少なくありません。外壁塗装をプロに依頼するときには、外壁塗装の専門家で実績が多い業者を選ぶようにしてください。まずは、専門家として無料で外壁の診断を実施してくれる業者なら安心でしょう。