外壁塗装の手抜き工事を見抜くには?悪質な業者を選ばないコツ


外壁塗装の手抜き工事を見抜くには?悪質な業者を選ばないコツ

「外壁塗装を依頼したら手抜き工事だった…」という人は、意外と多いのです。
住宅の寿命をのばすためにも、外壁の定期的な塗り替えは必要不可欠。
しかし、安く済ませるために格安業者に依頼したところ、明らかな手抜きが発覚した例は少なくありません。
外壁塗装を依頼する際には、悪質な業者の見分け方を知っておく必要があるでしょう。

  • 外壁塗装を格安業者に依頼した
  • 手抜き工事をするのはどのような業者なのか?
  • 悪質な業者の手口やチェック方法を知りたい

自宅の外壁を守るためにも、手抜き工事の見分け方を知っておきましょう。

1.外壁塗装はなぜ重要なのか

外壁塗装はなぜ重要なのか

外壁塗装の工事が手抜きで行われると大変困ります。
まずは、外壁塗装がなぜ重要なのか、その役割についてご説明しましょう。

1-1.建物の保護

外壁は、住宅を守る大切な役割を果たしています。
外壁は常に雨風や紫外線の影響を受けており、そのダメージは大きなものでしょう。
日本では台風や地震などの自然災害が多く発生するため、そういったさまざまな影響も外壁が受け止めてくれているのです。
外壁は建物自体を保護する大切な役割を果たしているだけでなく、室内環境を快適なものにしてくれます。
外壁の劣化がすすむと建物の防水性能は低下するでしょう。
そうなると、内部に水が浸入してきて外壁素材の変形や破損が起こります。
外壁塗装によって防水性能を高めることで材質や主要構造部の劣化スピードを遅くすることができるでしょう。
結果的に、建物の寿命をのばすことにつながります。

1-2.外観の美しさを維持する

外壁塗装の役割は、建物の保護だけではありません。
建物の見た目を左右する重要な役割も果たしているのです。
家を見たとき、最初に目につくのは「外観の印象」でしょう。
外壁は「住まいの顔」とも呼ばれており、周囲にある住環境の美観保持にとっても重要なものなのです。
もちろん、その家の資産価値にも大きく影響するでしょう。

1-3.外壁劣化を放置するとどうなる?

外壁にはさまざまな役割があるため、劣化を放置するとさまざまな悪影響が及びます。
たとえば、雨や湿気が浸入しやすくなるでしょう。
外壁は毎日、雨風や排気ガス、ほこりなどの影響を受けています。
外壁の耐久性が衰えてくるとどうなるでしょうか。
防水性能が低下することで内部の腐食がすすみ、外壁が崩れやすくなってきます。
また、湿気によってセメントの中性化がすすむと、コンクリートの持つ強度が失われてしまうでしょう。
もちろん、ひび割れも起こりやすくなります。
地震が起こったときなどに、簡単にひび割れが発生してしまうでしょう。

2.手抜き工事の見分け方

手抜き工事の見分け方

そんな重要な外壁塗装。
手抜き工事を防ぐためにも、何が手抜きなのかを見分けるポイントを知っておく必要があります。

2-1.下準備

素地(そじ)に下塗り塗料がよく接着できるように、素地(そじ)を清掃して油分やほこり、サビなどを取り除く作業のことを「ケレン」と呼びます。
外壁の場合は、高圧洗浄によって作業をすることになるでしょう。
この作業は基本中の基本であり、決して省くことのできないもの。
もしこの作業を行っていない場合は、明らかな手抜き塗装工事と言えるでしょう。
なぜなら、ケレンを行わずに塗装をすると外壁が剝がれてくる可能性があるためです。
ケレンは手抜きをしようと思えば簡単にできる工程でもあるため、注意してチェックする必要があるでしょう。

2-2.養生

塗料を塗らない箇所をビニールなどで覆う作業のことを「養生」と言います。
外壁以外に塗料が飛ぶのを防ぐために、足場全体にも養生シートを覆うことになるでしょう。
きれいな塗装のために、養生は必要不可欠です。
この作業を省いて塗装するのは、手抜き工事と考えてよいでしょう。
養生が確実に行われているか見抜くためには、塗装の端をチェックしてください。
何となくぼやけているような場合は、養生が完璧でなかった証拠です。
養生は職人さんにとっても「こだわり」であり、ここまで徹底していれば「腕のよい職人」と言えるでしょう。

2-3.下地処理

下地処理とは、素地(そじ)を修復する作業です。
欠損している箇所に変性シリコンを注入して穴埋めするなど、塗装をするための「準備」となる工程と言えます。
下地処理は目立たない作業です。
しかし、建物の寿命をのばす上で非常に重要になるでしょう。

2-4.塗る回数

一般的には「下塗り」「中塗り」「仕上げ塗り」というように、3回の塗装が行われます。
見積書に塗る回数が記載してあるため、きちんと確認するようにしてください。
手抜き塗装の場合、中塗りを省き、下塗りの後で直接仕上げ塗りをするような業者もあります。
中塗りと仕上げ塗りを若干違う色に塗り、中塗り施工終了時に写真を撮ってもらうこともできるでしょう。
可能であればぜひ実行してみてください。

3.業者選びのポイントと注意点

業者選びのポイントと注意点

手抜き工事を防ぐために、業者に依頼する際は注意が必要です。
良心的な業者を選ぶことができるよう、業者選びのポイントと注意点をまとめてみました。

3-1.複数の業者に見積もりを依頼する

外壁塗装を依頼する業者を選ぶ際は、絶対に即決しないようにしましょう。
外壁塗装は、確かになるべく早く塗り替えをした方がよい場合もあります。
しかし、今すぐ施工しなくてはならない、というわけではないでしょう。
外壁塗装のような定価のない工事契約の場合、他業者との比較は何よりも大切。
必ず事前に複数の業者に見積もりを依頼し、比較してから決めるようにしてください。
事前に相場を知っておくことはとても重要なのです。
悪質な業者にだまされる可能性を圧倒的に減らすことができるでしょう。

3-2.サービス工事には注意が必要

営業マンによっては「今すぐ塗り直しをする必要がある」と即決を迫ることもあるでしょう。
「今契約してくれれば○○をサービスします」という場合もあります。
この「サービス」には注意が必要でしょう。
最も多いのが「足場代をサービスします」という業者。
一般的な足場代の費用は10~15万円程度であるため、その分をサービスすると言われると得した気分になるでしょう。
しかし、実は「足場代サービス」と見積書に書かれているだけで、ほかの項目にしっかりと上乗せしている場合がほとんどなのです。
実際はサービスでも何でもなかった、ということになる可能性があります。
「サービス」は単なる営業手法の1つにすぎない、ということを覚えておきましょう。

3-3.信頼できる営業マンを見極める

実際の施工を行うのは職人です。
しかし、その前に塗料の種類を決めたり値引きの相談にのってくれたりするのは、営業担当者になります。
信頼できる営業マンを見極めるために、以下のような質問をしてみてください。

  • どんな会社なのか
  • 実際に来る職人はどのような人なのか
  • 塗装はどのくらい持つのか
  • どんな方法で塗装を行うのか
  • 保証はあるのか
  • 成功の実績はどのくらいあるのか

実際の成功について知り尽くした担当者がついてくれているか、知ることができるでしょう。

4.まとめ

外壁塗装についてのまとめ

いかがでしたでしょうか。
外壁塗装は重要なものであり、定期的に塗り直しを検討することは大切です。
しかし、その一方で「手抜きしやすい工事」と言われているのも事実。
だからこそ信頼できる業者に依頼して、納得のいく塗装をしてもらう必要があります。
ぜひこの記事を参考にして、安心して任せられる業者を探してください。