遮熱塗料の効果や種類にはどのようなものがあるの?


外壁塗装とは、家の外壁に塗る塗装のことです。
家の印象を左右する大事なものですが、外壁塗装の効果はそれだけではありません。
外壁塗装に使われる塗料は年々進歩して、いろいろな機能が備わるようになりました。
そこで今回は、その中のひとつ遮熱塗料の効果や種類をご紹介します。
いったいどのような塗料で、どんな効果が期待できるのでしょうか?
これから外壁塗装を行う予定があるという方は、ぜひこの記事を読んで塗料選びの参考にしてください。

  1. 遮熱塗料とはどんな効果があるの?
  2. 遮熱塗料の種類とは?
  3. 遮熱塗料のメリット・デメリットとは?
  4. 遮熱塗料の塗布が向いている家とは?
  5. おわりに

1.遮熱塗料とはどんな効果があるの?

外壁塗装に使われる塗料は、普通のペンキではありません。
外壁を風雨や汚れから守る大切な役目を担って(になって)いるため、いろいろな機能があるのです。
最もポピュラーな機能は防水。
実は、外壁はそれ自体に防水効果はありません。
塗料を塗って初めて雨を防げるのです。
また、それ以外にも断熱効果がある塗料もあります。
断熱とは太陽光などの熱が部屋の中に伝わるのを防ぎ、部屋の温度を常に一定に保つ効果のこと。
断熱塗料を使えば暑い夏も涼しく過ごせます。
では、遮熱塗料の効果はなんでしょうか?
遮熱塗料を一言で説明すると、太陽光など熱を伝えるものをはね返す効果を持った塗料のことです。
断熱との区別がつきにくいですが、断熱は熱を伝えにくいのに対し遮熱は熱をはね返す効果があります。
ですから、室温が外気温に影響を受けて上がりすぎたりするのを防いでくれるのです。
また、エアコンなどの排熱もはね返してくれるので、ヒートアイランド現象を防ぐ効果もあります。
そのため、エコな塗料として人気があるでしょう。
またガイナのように遮熱と断熱の両方の機能を持つ塗料もあるのです。

2.遮熱塗料の種類とは?

では、遮熱塗料にはどのような種類があるのでしょうか?
遮熱塗料は大きく分けて一般的な顔料系塗料と、セラミック配合遮断塗料があります。
一般的な顔料系の塗料の方は遮熱効果があまり高くありません。
ですから、「遮熱塗料」として売り出されていることは少ないでしょう。
セラミック配合遮断塗料はさらに、「多孔質セラミック塗料」と「無孔質セラミック塗料」に分類されます。
このふたつの違いは文字どおり孔(あな)のあるなしです。
多孔質というのは、孔(あな)が開いている塗料のこと。中に空気が含まれているのでそれが太陽の光と熱を反射してくれます。
NASAで開発されているロケットに使われている塗料を元に作られました。
一方、無孔質セラミック塗料というのは、反射できなかった熱を効果的に排熱できる塗料です。
つまり、熱伝導率が非常によい塗料になります。
そのため、精密機器などにも使われていることが多いでしょう。

3.遮熱塗料のメリット・デメリットとは?

では、遮熱塗料にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
この項で具体的にご説明していきます。

3-1.遮熱塗料のメリットとは?

遮熱塗料の最大のメリットは、光熱費の節約です。
熱を反射できれば室内の気温が、極端に上がることはありません。
ですから、夏場でも快適に過ごせます。
ただし、すべての熱を反射できるわけではないのです。
中には「夏でも冷房なしで過ごせる」と宣伝しているところもありますが、さすがにそれは大げさでしょう。
それでも、冷房の設定温度は2度以上上げた、というご家庭は多いです。
また、エコな塗料ということで自治体から塗装に補助金が出る場合もあるでしょう。
さらに、遮熱塗料はシリコン系の塗料になりますから、耐久年数が長いです。
大きな災害や大雨などにあわなければ、15年ほど塗り替えなしで過ごせることもあるでしょう。
ほかの塗料と比較しても5年以上長持ちする計算になります。

3-2.遮熱塗料のデメリット

遮熱路量の第一のデメリットは価格です。付加価値が大きいほど塗料の値段は高くなりやすいでしょう。
ですから、一般的な塗料に比べると一平米あたり数千円高いものもあります。
光熱費がその分安くなればよいのですが、寒暖の差が少ない地域では思っていたほど、光熱費の節約には繋がらないこともあるでしょう。
また、まだ開発されて年数の建っていない塗料なので、下地の中には相性が悪いものもあるのです。
また、塗り方にもコツがあります。
経験のない業者に依頼するとかえって家を傷つけてしまうかもしれません。
そのため、ガイナのように取り扱かい工務店の一覧が見られるサイトなどを利用してみましょう。
メーカーのサイトに載っている工務店ならば安心です。
また、塗装方法をあやまると雨漏りした事例もあります。
ですから、できるだけ経験を積んだ工務店に依頼しないと、値段の割には、とがっかりすることも多いでしょう。

4.遮熱塗料の塗布が向いている家とは?

では、最後に遮熱塗料の塗布をお勧めする家の形をご紹介します。
自分の家に当てはまっていないか、ぜひチェックしてみてください。

4-1.屋根が金属の家

金属は熱伝導率が大変よいため、太陽の熱をダイレクトに部屋へ伝えます。
トタン板や金属スレート、さらにガルバリウム鋼で作られた屋根は、夏になると熱を持ちそれが階下に影響を与えるでしょう。
そこで、遮熱塗料を使えば日光を反射できます。
遮熱塗料は外壁だけでなく屋根まで塗れますので家をすべて塗り替える方もいるでしょう。

4-2.吹き抜けがある家

吹き抜けがある家というのは、それだけ壁が少なくダイレクトに窓や屋根から熱気が伝わってきます。
特に、天窓がある家は1日中日が当たるため気温がうなぎ上り、ということもあるでしょう。
そこで、遮熱塗料を使えば温度の上昇を抑えられます。

4-3.リビングが2階にある家

二世帯住宅では、リビングが2階にある家も珍しくありません。
実は、リビングを2階に移すと気温が上がりやすいのです。
2階は1階よりも日が入りやすいうえに、家族がずっとくつろいでいれば、なおさら気温は上がるでしょう。
リビングを2階にしたら光熱費が上がったという家も珍しくありません。
さらに、夏と冬で気温差が激しい場所に建っている家では気温のふり幅も大きくなります。
ですから。遮熱塗料を使ってできるだけ部屋の温度を一定に保つようにしましょう。
3階建ててリビングが2階、しかも吹き抜けなどという物件も珍しくありません。
ぜひ遮熱塗料を使ってみてください。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は遮熱塗料の種類やメリット・デメリットをご紹介しました。
遮熱塗料はこの名前で売られていることは少ないです。
大抵「ガイナ」のように商品名がつけられているでしょう。
ですから遮熱効果のある塗料で塗ってほしい旨を伝えれば、その塗料を持ってきてくれます。
「遮熱塗料」という名前でなくても安心してください。
また、遮熱塗料は特定の下地と組み合わせると効果を発揮しません。
ですから、遮熱塗料を使いたい場合は、必ず業者に下見をしてもらいましょう。
その結果塗料が使えない場合は断熱効果のあるもの等に変えてもらえばよいのです。
また、業者選びも気をつけてください。
遮熱塗料は外壁塗装に使われる塗料の中でも高価な部類に入ります。
それなのに、異様に安い金額で引き受ける業者もいるのです。
この場合は、使用量を少なくして薄く塗っただけでおしまい、ということをするケースもあります。
ですから、実績が多く口コミで評判のよい工務店を選ぶとよいでしょう。