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2016.09.30 知って得する塗装講座

外壁塗装を検討している方必見!失敗しない色選びのヒントをご紹介

家のお手入れはしていますか? 家はメンテナンスをいかにきちんと行うかで、寿命が変わってくるのです。怠ってしまい、外壁が腐食やひび割れすることもあります。

外壁は風雨が直接あたる場所ですから、定期的に塗装し直し、長持ちするようにしたいですね。悩むのは外壁の色でしょう。雰囲気を変えたい。外壁の色にはどんなものがある?外壁塗装にかんする疑問、とてもよくわかります。

家の外壁塗装は、色選びでイメージを変えることができ、気分もリフレッシュできるでしょう。ただし、知っておくべきこともあります。今回は、外壁塗装の色選びや色を選ぶ際の注意点などをご紹介しましょう。

この記事を読むことで、外壁塗装の色選びを失敗なく終えることができるようになります。外壁塗装は自分の家だけで判断するのではなく、周辺環境も考慮して行うべきです。色選びのポイントをしっかり押さえるため、外壁塗装を検討する前にご一読ください。

1.外壁塗装について

外壁塗装は、色や見た目の印象を変える目的だけではありません。家の機能向上や劣化防止にも役立ちます。

1-1.外壁塗装とはどんなもの?

外壁の塗装は、10~15年で剝がれてきます。本来、外壁塗装がなされていることで、家を快適な環境に維持することができますから、塗り直して機能を取り戻す必要があるのです。

1-2.外壁塗装の必要性や目的について

家は建てたときから劣化し始めます。風雨や紫外線といった外的要因にさらされているためです。家に限らず、外壁塗装も経年劣化が起こります。

外壁塗装は定期的に行うことが理想です。美観が戻るとともに、家の機能を高める役割があります。反対に、外壁塗装を後回しにし、家の劣化速度が速まるという悪影響も考えられるのです。

1-3.外壁塗装の主な種類

外壁に適した塗料の種類をご紹介します。

1-3-1.遮熱塗料

遮熱塗料は、熱を反射して表面温度の上昇を防ぎ、家の中が暑くならないようにする塗料です。断熱塗料と同じように捉(とら)えられがちですが、まったく異なります。太陽光には57%もの近赤外線が含まれており、遮断する量が多いほど温度上昇を食い止めることができるのです。ガラスにも使用できるのもメリットでしょう。

ただし、夏は熱を遮って涼しく過ごすことができる反面、冬は熱伝導が悪いために寒く感じます。断熱と同時に施工することで、デメリットを解消できる塗料です。

1-3-2.ナノテク塗料

次世代塗料として注目されているのが、ナノテクノロジー技術から生まれたナノテク塗料です。樹脂を極限まで減らし、化学物質によるシックハウス症候群の発生を抑えられるのが、ナノテク塗料の特徴でしょう。汚れに強く、雨で汚れを落とすことができるセルフクリーニング機能を持っています。

外壁塗装の中でも、ナノテク塗料は速乾性に優れているため、工事期間が短縮できるのがメリットです。難燃性で火災への備えもできます。カビや藻の発生を抑制する働きも期待できるでしょう。

1-3-3.セラミック塗料

セラミックは陶磁器で、無機質な塗料です。砂や砂利といった粒の大きなものも含み、微粒子も含有しています。セラミック塗料の中でも近年普及が進んでいるのが、高機能な塗料・ガイナです。JAXA開発のロケット技術に使われている特殊セラミック塗料として注目されています。

セラミック塗料の特性では、耐用年数の長さが挙げられ、塗り替え頻度が少なくて済むのがメリットでしょう。塗料にかかる費用は少し上がります。しかし、長期的な目で見る限り、寿命が長いというのは費用対効果が高いといえるのです。

1-3-4.自然塗料

天然や自然由来にこだわりを持つ方に選ばれているのが、自然塗料です。日本で流通している自然塗料は、ドイツからの輸入品がメインになっています。ドイツ製自然塗料は、原料調達から廃棄までをしっかり自然環境を考慮したライフサイクルアセスメント手法を取り入れている、安全な塗料です。

化学物質を原料とした塗料では、シックハウス症候群などアレルギー症状が発生する場合がありました。しかし、自然塗料は、大豆やひまわりといった食品由来の油を使用しており、非常に安全でアレルギーや臭いも低減されています。

ただし、人体に優しい反面、ほかの塗料より機能が劣るのがデメリットです。カビの発生は、自然塗料の方が高いとされています。

1-4.外壁塗装における最近の傾向

最近では、省エネ設計・エコロジー住宅・環境保護といった言葉が注目されるようになってきました。実際に、環境保護の一定基準を満たした塗料を使用して外壁塗装を行う場合、補助金の対象となる場合があります。

家の塗り替えといった単純なものではなく、地球環境保護を意識した塗料を用いることが求められているのです。

2.外壁塗装の色について

「マイホームだから好きな色に塗り替えてもいい」誤った考え方を持って臨むと失敗します。家は単独で存在するものではなく、ほかの住宅と共存していることを忘れてはいけません。

2-1.外壁塗装における色選びの重要性

選ぶ色によって、汚れが目立ち、劣化しやすいなどのデメリットを持っている場合があります。また、住宅街では景観が重要視され、ほかの住宅と調和する色を選ぶことが求められるのです。自分の家だけが浮くような色は避けるべきで、景観を壊してしまう結果になるでしょう。

色選びは、それぞれの色が持つ特性を知り、景観を守る意識も持って始めるべきです。

2-2.外壁塗装の色選びで覚えておきたいこと

外壁塗装の色選びをする前に、覚えておくべきことをご紹介します。

2-2-1.自治体の景観ガイドラインを確認する

自治体により、景観ガイドラインを定めている場合があります。街並みのカラーを統一し、美しさを守るためです。コンビニエンスストアなども景観ガイドラインに従って色を選び、ほかの住宅に溶け込むようにしています。

お住まいの自治体で景観ガイドラインに沿うルールがあるかどうか、塗り替え前に確かめておきましょう。

2-2-2.色の見え方にも注意

個性的なカラーも独特ですてきでしょう。しかし、ほかの住宅が暖色系であるのに対し、自分の家が寒色系では浮いてしまいます。雰囲気を壊すことがないか、近隣を散策して見え方を確認しておくといいでしょう。後々トラブルに発展しないためにも、色の見え方には注意すべきです。

2-3.外壁塗装の主な色とそれぞれのメリット・デメリット

外壁塗装で主流となっている色についてご説明します。メリットもあればデメリットもあり、よく理解してから選ぶといいでしょう。

2-3-1.白

白を好む方は多いです。クリームのような色合いなら問題ありません。しかし、白は汚れや苔(コケ)が目立つデメリットがあります。家は劣化していくごとに、カビや苔(コケ)は必ず発生するため、汚れに強い塗料を選ぶようにしてください。

2-3-2.黒

白と同様に、黒も汚れやすい色です。モダンなイメージですてきな印象に仕上げることができます。しかし、傷や粉状の汚れが浮いて見えてしまうのです。家全体が黒で覆われ、室内の温度が上昇しやすいため、外壁には不向きという説もあります。さらに、黒は退色しやすく色あせが目立ちますから、選ぶときは注意してください。

2-3-3.赤

外壁塗装を終えた直後は、鮮やかな赤を楽しむことができます。しかし、赤は薄くなっていき、やがて劣化した印象になってしまうのです。個性的である反面、周囲の景観との調和に欠けるデメリットもあります。

2-3-4.青

赤と同じ原色の青は、周囲が暖色系の外壁だと浮いてしまいます。青も劣化とともに退色していく傾向にあり、古びた印象を与えてしまう色です。メンテナンスが必要になることも視野に入れ、色選びをしてください。

2-4.外壁塗装でツートンカラー仕上げはどうか?

外壁塗装をツートンカラーで仕上げるなら、色の組み合わせは慎重にするべきです。原色系を組み合わせるのは斬新ではあるものの、周囲との調和が取れない派手な家になってしまいます。同じ系統の色で選び、濃淡で組み合わせをすると確実です。

2-5.外壁塗装のカラーサンプルについて

外壁塗装に使われるカラーサンプルは、日本塗料工業会が作成しています。業者が持っていますから、色選びの参考にしてください。
カラーサンプルはあくまでも小さなものです。広い外壁に塗った場合の見え方、光源にも注意して確認しましょう。

2-6.外壁塗装のカラーシミュレーション

外壁塗装のテンイチでは、パソコンでカラーシミュレーションを行うことができます。イメージする色を伝え、具体的な仕上がり予想を確認できるでしょう。

3.外壁塗装の色選びにおけるポイント

前述のとおり、色選びの重要性についてご理解いただけたかと思います。色選びで意識したいポイントについて見ていきましょう。

3-1.外壁塗装色の選び方

外壁塗装をするとき、色はとても悩むポイントですよね。選び方は、大きくわけて4つあります。

3-1-1.周辺環境から選ぶ

自宅周辺を散策し、色合いをチェックする方法はおすすめです。近隣住宅と馴染(なじ)む色を選ぶのは、トラブルが少なくていいでしょう。

3-1-2.サッシや屋根の色との関係を大切にする

家のサッシや屋根の色との調和を考え、色選びすると失敗が少ないです。家はバランスが大切ですから、サッシや屋根と合わない色は避けるべきでしょう。

3-1-3.系統から選ぶ

イメージしている色の系統から決めていく方法もいいでしょう。1つの色を決めてしまう前に、白系・ブラウン系など系統で絞り込んでいきます。系統で雰囲気を掴(つか)んでいくと決めやすいです。

3-1-4.実例を参考にする

外壁塗装業者の実例を見ることも大切です。カラーサンプルやカラーシミュレーションではわかりにくかった部分まで、しっかり自分の目で確認できます。外壁塗装業者の技術もチェックできておすすめです。

3-2.外壁塗装の耐用年数

外壁塗装の耐用年数は、塗料の種類雨によって多少違いがあります。一般的には、15〜20年が目安とされていますから、色選びと同時に塗料の耐用年数も確認してください。

3-3.外壁塗装のメンテナンスについて

外壁塗装後は、不安に思うことも出てきます。業者選びのポイントにもなり、アフターケアがしっかりしているところを選んでください。施工後に保証書の発行をしている業者なら安心です。

3-4.外壁塗装の色選びにおける注意点

カラーサンプルで見て決める方もいると思います。実際に塗装した場合、カラーサンプルより薄く見える傾向にあるため、ワントーン濃いものにしておくといいでしょう。

4.外壁塗装の塗り替えについて

外壁塗装を考えている方は、塗り替えるタイミングやチェックすべき症状について覚えておきましょう。

4-1.外壁の塗り替え時期はいつ?

外壁の塗り替え時期は、新築から15年が目安です。耐用年数を迎えるころで、さまざまな症状が現れやすいため、家の機能が落ちてきます。家の劣化を速めてしまうため、先延ばしにしない方がいいでしょう。

4-2.すぐに外壁の塗り替えをすべき症状とは?

クラックと呼ばれる細かなひび割れが目立ち始めたら、すぐに塗り替えを検討しましょう。雨がクラックから侵入し、腐食やカビが発生してしまいます。家の耐久性に悪影響をおよぼすため、塗り替えはするべきです。

5.外壁塗装の工事について

外壁塗装工事を依頼する前に、工事の流れや費用についての知識を身につけておきましょう。

5-1.外壁塗装工事の流れ

工事までにはいくつかの段階があります。まず、外壁がどういう状態なのかを知ってから、外壁工事を依頼するようにしましょう。

5-1-1.外壁の無料診断をしてもらう

外壁塗装業者では、無料診断を行っていますから、外壁の状況を確認してもらいましょう。自分では見つけられないひび割れや腐食を発見してもらえます。

5-1-2.外壁塗装工事の見積もりを出してもらう

見積もりは、1社だけで済ますことがないようにしてください。比べることが重要で、工事内容・塗料・アフターケアなどが詳細に記載されています。外壁塗装業者ごとに特色があり、すべてを熟読するようにしましょう。

5-1-3.信頼できる外壁塗装業者と契約する

納得できる作業内容か確認し、信頼できる業者を選んでください。契約するときは、依頼する業者へ足を運ぶことが大切です。従業員の対応や業者の雰囲気を掴(つか)めるでしょう。

5-1-4.外壁塗装工事開始

契約後は、工事開始日を決めて施工します。事前にアフターケアについて相談しておいてください。工事期間中は、自分でも作業内容を確認し、不安な点があったらすぐに業者へ問い合わせをしましょう。

5-2.外壁塗装工事の期間は?

外壁塗装工事は、選ぶ塗料や季節によっても期間が異なります。通常は1〜2週間程度で終わるでしょう。工事期間は、足場組みから数えた日数です。

5-3.外壁塗装工事の費用を抑えるには?

外壁塗装工事の費用をなるべく安くしたいと思うのは、誰でも一緒ですよね。見積もりを出してもらった業者から、安いところを選ぶというのも、1つの手段になります。

しかし、安さというのは、落とし穴があることも知っておかなければなりません。手抜き工事で後悔することがないよう、業者はきちんと見極めてください。

5-4.外壁塗装工事における注意点

外壁塗装工事終了後に、剝がれといったトラブルは起こりえます。迅速に対処してもらえる体制を整えておくことを忘れずに。契約時に相談し、アフターケアの期間などもしっかり話し合っておきましょう。書面できちんと保証内容を明記してもらってください。

6.外壁塗装や色選びでよくある質問

業者選びや色選びは、とても迷うと思います。よくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。

6-1.外壁塗装に向かない時期は?

梅雨は避ける方がいいでしょう。乾燥までに時間がかかり、工事期間が長引く可能性があります。雨が続くようだと、工事が予定より遅くなりますから、短期工事を望む場合は時期をずらしてください。

6-2.外壁塗装をする前に必要な処理とは?

外壁塗装前は、下地処理を丁寧に行うことが大切です。下地処理を十分にしておくなら、塗料の伸びもよく、長持ちするとされています。ひび割れの補修も同時に行い、滑らかさを取り戻してから塗装するのが一般的です。

6-3.色が決まらない場合はアドバイスを受けられる?

外壁の色を決めるのは難しいですよね。色もたくさんあり、機能もそれぞれ異なります。外壁塗装業者では、ヒアリング後に必要に応じてアドバイスをしているため、色選びの参考になるでしょう。

6-4.カラーシミュレーションは自宅でも可能?

ノートパソコンでカラーシミュレーションができますから、自宅でも可能です。メールでも対応しています。メールでの場合、参考画像を添付するといいでしょう。

6-5.外壁塗装中に近隣に迷惑がかからないか不安

臭いや工事の音は気になりますよね。外壁塗装業者では、工事前後に近隣へ挨拶をし、迷惑にならないよう十分配慮していますから、心配は要りません。

7.外壁塗装業者の選び方

外壁塗装にかんする知識をご紹介しました。では、外壁塗装業者はどんなポイントを押さえて選ぶべきなのでしょうか?

7-1.外壁塗装業者の見極め方

契約を急ごうとし、値引き額が大きい業者は要注意です。実績豊富であり、実例紹介ができる業者を選んでください。依頼者の質問にも丁寧に答えられ、知識が豊かであることも大切です。

7-2.外壁塗装業者の見積もりには情報がいっぱい

見積もりの金額だけを確認せず、中身をしっかり把握しましょう。業者によって作業内容が違います。依頼者名や社印がきちんとあるかも確認することが大切です。いい加減な見積書のまま契約し、思わぬトラブルが起こる可能性も視野に入れてください。不明確な内容なら、すぐに担当者へ説明を求めましょう。

7-3.外壁塗装業者選びの注意点

トラブル回避には、依頼者もきちんと知識を持つことが大切です。工事が開始してから対処できないこともあります。また、自分の目で見て確認することも、工事を進めていくためには重要です。仕上がりを満足なものにするため、受け身にならないようにしてください。

まとめ

外壁塗装は、家の寿命や機能向上のために必要だということをご理解いただけたかと思います。外壁塗装の寿命は15〜20年と長寿命になってきており、省エネにも配慮した塗料も出てきていますから、ぜひ注目してみてください。外壁塗装の色選びは、周辺環境や家のサッシなどに合うものがおすすめです。業者に実例を見せてもらい、色を決めるようにすると確実でしょう。

工事期間中も自分の目で見て確認し、業者任せにしないことが、外壁塗装工事を満足できるものにするポイントです。工事後のトラブル回避は、依頼者が知識を持っておくことから始まります。外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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