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2017.03.27 知って得する塗装講座

屋根の塗装時期は? 耐用年数・塗料の種類・ポイントについて

屋根は家を雨風や雪から守る大切な役割を担っています。常に外部と触れ合っている箇所でもあるため、定期的に塗り替え・メンテナンスを行っていかなければなりません。メンテナンスを定期的に行うことで、丈夫な状態を保ち続けることができます。

もし、塗り替え・メンテナンスを怠れば、雨漏りなどの不具合が出てきてしまうのです。そこで、本記事では、屋根塗装の基礎知識や塗装時期・方法・業者の選び方などについて詳しく説明します。

この記事を読むことで、屋根の塗り替えを行うために必要な知識と情報を知ることができます。塗装時期や方法が知りたい方はぜひチェックしてください。

1.屋根塗装の基礎知識

屋根の塗り替え・リフォームは、家の耐久性の向上につながる大切なことです。最適の方法で塗り替えをするためにも、屋根塗装の基礎知識を身につけてください。屋根塗装の素材や必要性・メリットなどについて説明します。

1-1.屋根塗装とは

屋根は毎日紫外線や雨風などにさらされています。家の中で最も劣化しやすい箇所なのです。そのため、定期的に塗り替えを行い、常に丈夫で美しい屋根を保ち続けておかなければなりません。屋根の状態を最適に保つために必要なのが屋根塗装です。

屋根塗装は、屋根に使われている素材に合わせて行われます。正しい塗装を行うためにも、屋根の素材の特徴をきちんと把握しておきましょう。

1-2.屋根塗装ができる素材について

屋根の塗り替えを始める前に、塗装ができる素材・適さない素材・必要ない場合をチェックしておきましょう。屋根に使われる素材は、日本瓦・セメント瓦・コロニアル・金属屋根・スレートなどが挙げられます。

1-2-1.屋根塗装に適している素材

月日が経過するほど劣化が目立つ素材は、定期的に屋根塗装を行う必要があります。屋根塗装に適している素材は、セメント瓦・コロニアル・金属屋根・スレート・モニエル瓦などです。日本における住宅のほとんどが、屋根塗装に適しているといえるでしょう。事前に、自宅の屋根はどんな素材でできているのか確認しておかなければなりませんね。

1-2-2.屋根塗装が必要ない場合

素材の中には屋根塗装が必要ないものもあります。それは、日本瓦です。古くから日本式の住宅に使われている屋根素材で、日本瓦は耐久性に優れています。基本的に、屋根塗装は美観性・耐久性・遮熱性という機能を向上させるために行うものです。よって、耐久年数が100年以上といわれている日本瓦は、塗装を行う必要がありません。

1-2-3.適さない屋根素材

屋根素材として適切でないものは、すぐにサビがついてしまうもの・点検やメンテナンスが困難なものです。たとえば、現在では使われていないトタン屋根が挙げられます。トタン屋根は、鉄の薄い板なので軽量という特徴を持っていますが、耐久性が非常に低いのです。

また、屋根の設計によっては、瓦の重さに耐えられない構造をしていると、屋根に適する素材が変わります。

1-3.屋根塗装の必要性・メリット

塗り替えが必要な場所といえば、外壁と屋根が1番に挙げられます。屋根は外壁よりも劣化しやすい箇所であり、劣化スピードが速いのです。屋根塗装の大きなメリットは、劣化防止にあります。定期的に塗り替えを行うことで劣化を防ぎ、屋根のランク向上が可能です。

防水機能・耐熱効果のある塗料を塗れば、より一層丈夫な屋根に仕上がります。また、屋根の美観を保ち続けることも、屋根塗装のメリットです。

2.屋根塗装をすべき時期とは

「いつ屋根の塗装を行えばいいのかわからない」と悩んでいる方は多いでしょう。適切な時期を知るためにも、年数・劣化のサイン・不具合について詳しくチェックしてください。

2-1.年数

屋根の素材によって耐用年数が異なります。耐用年数が近づいてきた時期こそ、塗り替えのベストタイミングです。そのため、家に使われている屋根素材の耐用年数をきちんと把握しておかなければなりません。主な屋根素材の耐用年数を以下にまとめてみました。

  • スレート屋根:約10年
  • 板金屋根:約10年
  • 銅板屋根:約30年

2-2.劣化のサイン

劣化のサインはどこかで必ず現れるものです。サインを見逃さないためにも、事前にどのような劣化症状が起きるのか、把握しておかなければなりません。主な劣化のサインを以下にピックアップしてみました。

  • ひび割れがある
  • 苔(こけ)が生えている
  • 金属部分が腐っている
  • 雨漏りしている、または跡が見つかる
  • 色があせている

実際に、屋根にのぼって確認するのは危険なので業者に依頼して屋根の状態をチェックしてもらったほうがいいでしょう。

2-3.雨漏りなどの不具合

天井から雨漏りしている場合、ほとんどの原因が屋根にあります。屋根の劣化によるすき間や腐敗・屋根下地の機能低下が主な原因となるでしょう。すぐに塗り替えをして雨漏りを解消しなければなりません。雨漏りを放置すると、屋根だけでなく家全体の耐久性が低くなってしまいます。

3.屋根塗装の方法

それでは、どのような方法で屋根塗装を行うのでしょうか。屋根用塗料の種類や足場の有無・大まかな日数・費用について詳しく説明します。屋根塗装を始める前にぜひチェックしてください。

3-1.屋根用塗料の種類

屋根塗装に使われる塗料は、主に、シリコン塗料・セラミックシリコン塗料・フッ素塗料・遮熱塗料・断熱塗料の5種類があります。それぞれの耐用年数や特徴について以下にまとめてみました。

シリコン塗料

  • 耐用年数:10~13年
  • 特徴:耐久性・耐熱性に優れている。紫外線に強く、コストパフォーマンスがいい

セラミックシリコン塗料

  • 耐用年数:12~15年
  • 特徴:セラミック粒子配合により耐候性・耐久性に優れている。防カビ性・防腐性も抜群

フッ素塗料

  • 耐用年数:15~20年
  • 特徴:耐用年数が長く価格が高め。耐熱性・耐候性・不燃性・防汚性などに優れている

遮熱塗料

  • 耐用年数:15~20年
  • 特徴:太陽光の熱を反射して室内の温度をあげる。省エネ・節電が可能

断熱塗料

  • 耐用年数:15~20年
  • 特徴:高機能・高品質なため価格が高め。高耐久で断熱・遮断機能を合わせ持つ

どの屋根塗装を選べばいいのか悩んだときは、塗装業者に相談してみてください。屋根塗装の知識を持っているので適切な種類を選んでくれます。

3-2.足場を作る場合、作らない場合

屋根塗装に足場が必要な場合と必要でない場合があります。家屋の周囲が込み入って隣家との幅が狭い場合は足場を作る可能性が高いでしょう。足場は正確かつ安全に塗装するために作ります。近隣への配慮のために作ることもあるのです。

逆に、隣家との空間がある・足場を作らなくても安定に塗装できる構造であれば、足場なしでも構いません。塗装業者の中には、足場を作らない無足場工法で行うところもあります。

3-3.大まかな日数

施工面積や状態によって異なりますが、屋根塗装の大まかな日数は4日~1週間です。早ければ3日で終わることもあります。屋根の塗装は通常、下塗りと上塗りの2回行わなければなりません。中塗りをする場合は、下塗り後、およそ3時間の乾燥時間が必要です。

また、天気の都合によっては1週間以上かかる可能性もあります。事前に、塗装業者に具体的な施工日数を確認しておいたほうがいいでしょう。

3-4.屋根塗装にかかる費用

屋根塗装にかかる費用は、平均およそ30万~70万円です。屋根を塗装するだけの場合は100万円以下で済むケースが多いでしょう。

ただし、雨漏り工事となると、200万円以上かかる可能性があります。定期的な屋根の塗り替えを行わなければ、雨漏りなどの不具合が起きて費用もさらに高くなるのです。費用を安く抑えるためにも、メンテナンスを定期的に行う必要があります。

4.屋根塗装の業者の選び方

屋根塗装を行っている業者はたくさん存在しています。その中からどの業者に依頼すべきか、迷ってしまう方は多いでしょう。そこで、屋根塗装業者の選び方のポイントやよくあるトラブルなどについて詳しく説明します。

4-1.選び方のポイント

業者選びで悩んだときは、以下のポイントに注目してみてください。

  • 工事前に無料診断を行っている
  • 近隣対策をきちんと行っている
  • 保証・アフターサービスが充実している
  • 丁寧かつスピーディーな対応
  • 塗装に関する豊富な知識と経験
  • 無料相談を受けつけている
  • 建築業許可を取得している

4-2.よくあるトラブル

近年、悪徳業者とのトラブルが増加しています。たとえば、「施工後に高い追加料金を請求された」「工事終了後に不具合が起きても対処してくれない」などです。せっかく高いお金をかけて塗り替えたにもかかわらず、再び不具合が起きては意味がありません。

再び塗り替えをしなければならなくなり、費用も倍以上かかるでしょう。トラブルに巻き込まれないためにも、悪徳業者を見極める知識を持つことが大切です。

4-3.無料見積もりの有無

ほとんどの優良業者は無料見積もりを実施しています。無料見積もりとは、実際にスタッフが屋根の状態を見て提示する、大まかな費用のことです。実際に屋根を見なくとも、どんな状態になっているのか伝えることで、費用を知ることもできます。

しかし、実際に塗り替えを行うときとの費用が多少変わる可能性もあるため、事前にきちんと見てもらったほうがいいでしょう。

4-4.アフターフォロー

業者選びで最も大切なポイントといえるのが、アフターフォローの有無です。外壁・屋根塗装を行っている株式会社テンイチでは、施工した塗装工事に5年~10年の長期保証がついています。6か月に1度、無料点検を実施しているのです。問題が発生している場合は、無償で対応しています。業者を選ぶ場合は、アフターフォローがあるのか、どのような保証内容になっているのか、細部までチェックしてくださいね。

5.屋根塗装に関するよくある質問

屋根塗装に関するよくある質問を5つピックアップしてみました。屋根塗装を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

5-1.屋根塗装のベストな時期は?

ベストな時期は、雨の日が少なく、塗料が乾燥しやすい時期です。春または秋が最適な時期といえるでしょう。雨の日が多い梅雨時期は避けたほうがいいです。

5-2.人気のある屋根塗料は?

シリコン塗料・フッ素塗料に人気が集まっています。シリコン塗料の中でも遮熱性に優れている種類が屋根塗料に使われることが多いようです。近年では、屋根塗料に遮熱性・断熱性などの機能がプラスされている種類が注目をあびています。

5-3.屋根塗装の費用を安く抑えるコツは?

さまざまな業者の見積もりを比較することです。見積もりを比較することで、どこの業者が最も安い費用で施工できるのか把握できます。しかし、あまりにも安すぎる業者は丁寧に施工しない傾向があるので要注意です。見積もりだけでなく、サービス内容やスタッフの対応なども比較してください。

5-4.悪徳業者の特徴が知りたい

悪徳業者は対応が悪く、施工前に屋根の状態を確認しません。どのように塗り替えをするのか、どの塗料を使うのか、施工日数がどのくらいかかるのかなど、具体的な説明もなく作業を始めます。不審な点が1つでもあった場合はすぐに確認してくださいね。

5-5.業者による無料診断とは?

優良業者は工事前に無料診断を行っています。雨漏りの有無やひび割れの箇所など、屋根の状態をきちんと確認することで、的確な対応ができるのです。トラブルを防ぐためにも、無料診断を行っている業者に依頼しましょう。

まとめ

屋根は紫外線・雨風にさらされているため、外壁よりも劣化しやすい特徴があります。劣化を防ぐためにも、定期的に塗り替えを行わなければなりません。屋根塗装・塗料には耐久年数があるのできちんと把握しておきましょう。そして、耐久年数が近づいてきた時期に塗り替えをしてください。劣化を放置していると雨漏りが起こり、屋根だけでなく家全体の耐久性が低くなってしまいます。

雨漏りが起きると、工事費用も高くなるでしょう。費用の節約・家全体の耐久性をあげるためにも、塗り替えが必要なのです。事前に、屋根塗装の基礎知識や塗り替えのポイントを押さえておけば、屋根の機能を向上させることができますよ。

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