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外壁リフォームをしたいが、資金ぐりが厳しく悩んでいるという人は多いことでしょう。外壁のリフォームは安くても数十万はかかります。ローンを組むこともできますが、「できるならローンを組むのは避けたい」という人もいるでしょう。しかし、条件によっては自治体から費用の補助が出る可能性もあります。

今回は、外壁リフォームで利用できる自治体の補助金について解説しましょう。

この記事を読めば、補助金の申し込み方などもよく分かります。外壁リフォームに自治体の補助金を利用したいという人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1．外壁リフォームで利用できる補助金について

はじめに、外壁リフォームを行う際に利用できる可能性がある自治体の補助金を紹介します。

1-1．自治体や国が交付しているリフォームの補助金とは？

リフォームをする際に利用できる補助金には、国が交付しているものと自治体が交付しているものがあります。国が交付しているものは、日本全国で利用可能です。一方、自治体が交付している補助金は自治体ごとに異なりその自治体でだけ利用できます。

ただし、どちらの補助金もリフォームであれば無条件に助成金が利用できるわけではありません。国も自治体の補助金も、主に耐震リフォームや省エネリフォーム、さらにバリアフリーリフォームをしたときに利用が可能です。

1-2．外壁リフォームで利用できる可能性がある補助金とは？

外壁リフォームの場合、バリアフリーリフォームを行うことはほぼありません。一方、耐震リフォームや省エネリフォームの一環として外壁リフォームを行うことはよくあります。たとえば、外壁塗装に断熱性の高い塗料を使ったり、外壁と内壁の間に断熱材を入れたりするリフォームの場合、利用できる可能性があるでしょう。

また、自治体によっては地域活性化を目的として、「地域密着型の工務店を利用してリフォームを行った場合は補助金が出る」というところもあります。

1-3．利用できるリフォームをチェックする方法

国によるリフォームの補助金に関してより詳しく知りたいという場合は、国土交通省が発行しているPDFを確認してみましょう。補助金の申請方法なども記載されています。自治体が行っているリフォームの補助金について知りたい場合は、各自治体のサイトを確認したり担当に問い合わせてみてください。

2．外壁リフォームを行う際に補助金を利用したい場合の方法

この項では、計画している外壁リフォームが補助金を利用できるかどうか確認する方法などを紹介します。

2-1．補助金を利用できる条件は厳しい

リフォームの補助金は、耐震リフォームや省エネリフォームを行えば無条件に利用できるというわけでもありません。たとえば、耐震リフォームならば木造の2階建て以下の一戸建てが対象で、上限は100万円というような条件があります。また、リフォームの方法にも条件を設定している自治体もあるでしょう。

なお、補助金のほかに助成金という制度もありますが、助成金は条件を満たしていれば原則としてどんな場合でも受け取れます。そのため、地震や台風など大きな災害に見舞われた地域に期間限定で用いられることがほとんどです。一般的な外壁リフォームの場合は、補助金を利用することになります。

2-2．まずは、リフォーム会社に相談する

外壁リフォームを行う際、可能ならば国や自治体の補助金を利用したい場合、まずはリフォーム会社に相談しましょう。リフォームを請け負う会社ならば、補助金のこともよく知っています。顧客が望む工事が補助金を申請できる条件に当てはまるかどうか、調べてくれるでしょう。また、場合によっては申請の手伝いもしてくれます。個人で悩んで市役所などへ相談に行くよりおすすめです。

2-3．補助金には審査がある

補助金を受けられる条件が満たされていても、補助金を受けるには審査があります。審査にかかる日数は自治体によって異なるので、期間を知りたい場合は問い合わせてください。審査を通過した場合、「何月何日に補助金が振りこまれます」という通知が来ます。

2-4．補助金についての調べ方

住宅リフォーム推進協議会のサイトから、全国の自治体で受けられる補助金について検索できます。まずはここで、お住まいの自治体にどのような補助金の仕組みがあるか調べてみましょう。なお、自治体の補助金を利用したい場合、リフォームを行う人がその自治体に住民票を置いている必要があります。たとえば、親の家を遠方に住む子どもがリフォームしたいという場合は、適用外になる可能性もあるので気をつけましょう。

2-5．減税制度の利用も考える

自治体や国からのリフォーム支援には、補助金のほかにリフォーム減税もあります。住宅に関する減税制度といえば住宅ローン減税が有名ですが、耐震リフォームや省エネリフォームを行った場合も減税が適応される場合があるでしょう。住宅リフォーム推進協議会のサイトから住宅リフォーム減税の手引きをPDF形式で確認できるので、興味がある人は読んでみてください。所得税や住民税の一部が減税される可能性があります。

2-6．火災保険が使えるかどうか確認する

台風や水害などで外壁が壊れてリフォームが必要になった場合、火災保険が適用されることがあります。加入している火災保険の条件をよく確認してください。現在、多くの火災保険が台風や水害など自然災害による家の破損も補償できるようになっています。

3．外壁リフォームを依頼する業者の選び方

外壁リフォームを行っている業者はたくさんありますが、補助金の申請を考えている場合は補助金に詳しい業者や地域密着型の業者を選びましょう。自治体によっては、「補助金を利用したいなら」と業者を紹介してくれることもあります。見積もりを依頼する際、「補助金の申請を考えている」と伝えればいろいろと教えてくれる業者がおすすめです。また、口コミや実績なども参考にしましょう。

4．外壁リフォームや補助金に関するよくある質問

この項では、外壁リフォームや補助金に関するよくある質問を紹介します。

Q．外壁リフォームはマンションでもおこなうものですか？
A．はい。マンションの場合は「大規模改修」という名目で外壁路フォームを行います。

Q．外壁リフォームでアスベスト対策のリフォームも補助金の申請ができると聞きました。
A．確かにアスベスト対策のリフォームは補助金の対象ですが、現在の一戸建てでアスベストが使われている家はほとんどありません。

Q．外壁リフォームで補助が受けられる場合、どのくらいの金額が受けられますか？
A．自治体により差がありますが、上限100万円のところが多いでしょう。

Q．補助金の申請は自分で行わなくてはなりませんか？
A．基本はそのとおりですが、工務店によっては書き方を丁寧に教えてくれるので心配することはないでしょう。

Q．外壁リフォームと屋根のリフォームを同時にやった場合、片方のリフォームで補助金を申請しても大丈夫ですか？
A．自治体によって対応が異なるので、まずは問い合わせてください。

まとめ

今回は外壁リフォームの際に利用できる可能性がある補助金などについて説明しました。減税や補助金など、あまり知られてはいなけれど利用できるという制度はたくさんあります。リフォームをする前によく調べてみましょう。補助金の場合は返済義務がないので、かなりお得です。また、火災保険が利用できるケースもあります。