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2019.01.18 知って得する塗装講座

外壁調査のやり方や必要性を紹介! 外壁調査は義務の建物は?

外壁は、建物を雨風や日光から守ってくれる大切なもので、定期的にメンテナンスが必要です。メンテナンスの時期や方法を決めるのに大切なのが外壁調査ですが、「やり方や依頼する業者がいまひとつ分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。

今回は、外壁調査が必要な建物の条件や外壁調査の方法などを紹介します。

この記事を読めば、外壁調査を依頼する業者の選び方も分かるでしょう。建物の外壁調査の実施を考えている人や、外壁調査の方法を知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.外壁調査の必要性

はじめに、外壁調査の必要性や外壁調査で分かることなどを紹介します。

1-1.外壁調査は外壁の劣化具合を確かめる調査

前述したように、外壁は常に風雨にさらされているので経年と共に劣化していきます。高層ビルやマンションなどコンクリート製の外壁でも、劣化は避けられません。一戸建ての住宅ならば、目視でもひびや落剝(らくはく)などが分かりますが、マンションやビルの場合、目視では劣化具合が分かりにくいので、外壁調査を行います。

1-2.外壁調査を行うと修理が必要か分かる

外壁調査を行えば、外壁の浮き・はらみ(外壁の一部がたわんだり、大きく膨らんだりした状態)・ひび割れの有無や程度が分かります。ひびや浮きがあった場合、そのままにしておくと、台風や地震など災害が起こったときに外壁落剝が起こる可能性があるでしょう。もし、落剝した外壁のかけらが人や車などに当たったら大事故になります。

1-3.外壁調査をしないと罰金刑もありえる

現在の建築基準法では、一定以上の床面積を持つ建物は竣工(しゅんこう)、もしくは外壁修理を行ってから10年を経過したら全面外壁調査を行うよう定められています。10年を超えても外壁調査をしない、行っても虚偽の報告をした場合は罰金が科せられることもあるでしょう。

2.外壁調査の方法

この項では、外壁調査の種類を紹介します。

2-1.打診調査

打診調査とは、外壁をテストハンマーや打診棒でたたき、音の違いで外壁の浮きがあるかどうかを調べる検査です。また、同時に外壁を目視で検査し、落剝やひびの状態を調査します。目視と触診を同時に行うので、経験豊富な調査員が行えば、修理が必要な箇所を的確に見つけ出すことができるでしょう。ただし、高いビルではできる範囲に限りがあるほか、人手がいるので費用も高めです。

2-2.赤外線調査

赤外線調査とは、赤外線カメラで壁を撮影し、壁の温度変化で外壁の浮きがあるかどうかを確認する検査です。赤外線カメラで撮影すると温度の高いところは赤く、低いところは青く表示されます。外壁が浮くと外壁と下地の間にある空気層に熱がたまりやすく、ほかの部分より高温になりやすいことを利用した検査です。打診調査より短時間でコストも安いため、現在主流になっています。

2-3.ひび割れ調査・欠損調査

外壁にひび割れや欠損がある場合、ひび割れの太さや長さ、欠損の状態を記録します。そうすれば、欠損の原因や修理が必要がどうかが分かるのです。

2-4.赤外線調査と打診調査を組み合わせることもある

赤外線調査をして浮きが疑われる場所を打診調査することで、より確実に外壁の状態が分かります。立地条件などで赤外線調査だけでは正確な調査が難しい場合、打診調査との組み合わせて検査することをすすめられることもあるでしょう。外壁全面を打診調査するより、時間と費用を節約できます。

3.外壁調査の流れと業者の選び方

この項では、外壁調査を行う流れと業者の選び方を紹介します。

3-1.見積もり依頼

外壁調査を行ってくれる業者はたくさんあるので、まずは複数の業者に見積もりを依頼しましょう。見積もりは無料の業者もたくさんあります。見積もりが返ってきたら、費用相場や時間を比較することが可能です。

3-2.外壁調査の費用相場や時間

外壁調査の費用相場は、打診調査が1㎡あたり280~700円、赤外線調査が1㎡あたり120~350円です。調査にかかる時間は、打診調査が1日~1週間程度、赤外線調査が半日~1日程度になります。特に、打診調査は調査のために足場を組むと、設置と解体だけでそれぞれ1日かかるので、より日数がかかるでしょう。なお、屋上からロープをたらして調査員がそれを伝って下降しながら調査を行う方法だと、日程や費用を節約できます。

3-3.業者は実績豊富なところを選ぶ

打診調査はもちろんのこと、赤外線調査も正確な調査をするためには、調査員の経験が必要です。現在は、調査費用の安さをウリにしている業者もあります。でも、見積もりが正確で、調査を依頼した建物にとって最適な調査を提案してくれる業者を選びましょう。実績が豊富な業者ならば、費用を考えつつ必要な検査を提案してくれます。外壁調査を正確に行うことができれば、外壁修理の方法や目安も分かるはずです。

4.外壁調査に関するよくある質問

この項では、外壁調査に関する質問を紹介します。

Q.一戸建ての住宅は外壁調査をする義務はありませんか?
A.はい。法律では外壁調査は義務づけられていません。一戸建ての場合は目視でクラックや落剝、汚れ具合などを調べて外壁修理を行うのが一般的です。

Q.赤外線調査が行えない建物はありますか?
A.建物の種類で赤外線調査が行えないことはありませんが、雨が降ったりしていると、温度の変化がうまく出ないことがあるので、梅雨時などは調査が難しいことがあるでしょう。

Q.赤外線調査は自分でカメラを借りて行うことはできませんか?
A.いいえ。画像を解析するにも知識や経験が必要です。

Q.打診調査を短時間でやる方法はありますか?
A.赤外線調査を行い、浮きやはらみが疑われるところを打診調査すれば短時間で終わることもあるでしょう。

Q.外壁調査をして異常が見つかった場合はどうすればいいですか?
A.多くの業者が、調査だけでなく外壁修繕も行っているため、修理の相談ができます。できるだけ早く修理しましょう。

まとめ

今回は外壁調査の方法や必要性を紹介しました。外壁調査は手間や費用がかかりますが、事故を未然に防いで建物の寿命を延ばすために必要です。良い業者が見つかったら、定期的に依頼するのもいいでしょう。

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