セラミック塗料を選ぶ基準は? 業者に提案されたときの注意点も紹介


「セラミック塗料とはどんな塗料なのか?」とお悩みではありませんか? セラミック塗料と聞くと高価で高品質な塗料というイメージがある人は多いでしょう。しかし、外壁塗装業者からセラミック塗料をすすめられたときは、注意が必要な部分もあります。

この記事では、セラミック塗料のメリットやデメリット・業者から提案されたときに確認すべきことなどをまとめました。

  1. セラミック塗料の定義や種類を紹介
  2. セラミック塗料のメリット3つ
  3. セラミック塗料のデメリット3つ
  4. セラミック塗料を選ぶ基準は?
  5. セラミック塗料を提案されたときに確認すべきこと
  6. セラミック塗料に関するよくある質問

この記事を読むことで、セラミック塗料を選ぶ際に知っておくべきことや注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.セラミック塗料の定義や種類を紹介

まずは、セラミック塗料の定義や種類などをご紹介しましょう。

1-1.塗料にセラミックが配合されたもののことを指す

外壁塗装に使用される塗料には、アクリル系塗料やウレタン系塗料・シリコン系塗料・フッ素系塗料などがあります。セラミック塗料はこうした分類とは関係なく、セラミックが配合されているもののことを指すのです。

1-2.セラミック塗料の種類は3つ

セラミック塗料には、以下のような3つの種類があります。

1-2-1.石器調のような見た目になるもの

砂や細かい天然石を加え、外壁の見た目が石器調に見えるようにした塗料です。奥行きや立体感が出るため、建物全体の印象を大きく変えることができます。石器調のセラミック塗料を使った外壁塗装には、トップコートで表面を保護する工程が必要です。そのため、工期が長くなり、費用も高額になるでしょう。

1-2-2.熱に強くなるもの

中が空洞になっているセラミック製の微粒子を塗料の中に混ぜ、断熱性や遮熱性を高めた塗料もあります。粒子内が真空状態になることで熱が伝導しにくくなり、夏は涼しく、冬は暖かい室内を実現することが可能です。

1-2-3.汚れにくい性質になるもの

塗料の中に無機化合物を配合することで外壁表面の親水性を高め、汚れにくい性質になる塗料です。親水性とは、水と結びつきやすくなる性質のことをいいます。塗膜と雨水がなじむため、雨水によって汚れが洗い流されやすくなるのです。親水性の強さはセラミックの配合量によって変わるため、事前にしっかり確認する必要があるでしょう。

2.セラミック塗料のメリット3つ

セラミック塗料のメリットを3つご紹介します。

2-1.耐熱性にすぐれている

セラミック塗料のメリットに、耐熱性や遮熱性にすぐれている点が挙げられます。セラミック塗料は塗膜表面に浮き出てくるため、太陽光や紫外線による熱から建物を保護してくれるのです。外壁が熱によるダメージを受けるのを予防するのと同時に、室内に熱が侵入するのを防いでくれます。

2-2.汚れが付着しにくく、落ちやすい

セラミック塗料を使用した外壁に汚れが付着しても、汚れと塗膜の間に雨が入り込み、汚れを自然に洗い流してくれます。また、セラミックは静電気が発生しにくい性質があるため、ほこりやチリなどの汚れが付着しにくいのです。そのため、汚れにくく落ちやすいというメリットがあります。

2-3.デザイン性が高い

デザイン性が高い点も、セラミック塗料のメリットでしょう。天然石調や砂岩調・多色石調などさまざまなデザインに仕上げることができるため、外壁のイメージを一新したい人にもおすすめです。

3.セラミック塗料のデメリット3つ

セラミック塗料には以下のようなデメリットもあります。

3-1.費用が高い

セラミック塗料を使用するデメリットは、費用が高額になる点でしょう。セラミック塗料は一般的な塗料に比べて単価が高いだけでなく、施工費用も高額になります。特に、石調セラミック塗料の場合は単価相場が1㎡18,000円前後で、最も高額といわれている光触媒塗料の4倍以上になるのです。

3-2.ひび割れが起こりやすい

セラミック塗料は塗膜表面が硬いため、ひび割れが発生しやすいというデメリットもあります。最近はひび割れに強いセラミック塗料も登場していますが、施工に時間がかかり費用も高額になるため、慎重に選ぶ必要があるでしょう。

3-3.慎重な業者選びが必要

セラミック塗料を使用した外壁塗装は、施工業者によって仕上がりのムラが激しいことでも知られています。そのため、業者選びを慎重に行う必要がある点もデメリットの一つでしょう。実績のない業者に依頼すると仕上がりの質が悪くなってしまいます。

4.セラミック塗料を選ぶ基準は?

セラミック塗料を使用する際は、選び方の基準を知っておくことが大切です。

4-1.ベースとなる塗料の耐用年数を確認する

前述したように、セラミック塗料とは「セラミックを含む塗料」のことをいいます。そのため、耐用年数はベースとなる塗料によって決まるのです。以下に、主要な塗料の耐用年数をまとめたので参考にしてください。

  • アクリル系塗料:3~5年
  • ウレタン系塗料:5~7年
  • シリコン系塗料:7~10年
  • フッ素系塗料:15年~

4-2.施工方法も確認を

外壁塗装には下地の調整が必要です。下地を丁寧に調整した上で、下塗り塗料・中塗り塗料を施してから、上塗り塗料としてセラミック塗料を使用していきます。このような工程を飛ばすことは手抜き工事にあたり、セラミック塗料本来の効果を十分に発揮することは不可能です。施工を依頼する際は、下地調整をしっかり行っているか、下塗り塗装や中塗塗装を行っているか、確実に確認するようにしましょう。

5.セラミック塗料を提案されたときに確認すべきこと

外壁塗装業者にセラミック塗料の使用を提案されたとき、確認すべきことをまとめました。

5-1.「100%セラミックでできた塗料」は存在しない

業者が「100%セラミックでできた塗料」という説明をしてきた場合、悪徳業者である可能性が高いでしょう。「セラミック塗料=高品質」というイメージを利用し、高額な料金をだまし取ろうとする手口であると考えられます。

5-2.「セラミック配合なので長持ち」は間違い

「セラミック配合の塗料なので長持ちします」というセールストークにも注意しましょう。前述したように、耐用年数を決めるのはベースとなる塗料です。セラミックが配合されているからといって、耐用年数3~5年のアクリル系塗料が30年も持つようになることはありません。

6.セラミック塗料に関するよくある質問

「セラミック塗料について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.石調セラミック塗料だと耐用年数は長くなるのでしょうか?
A.そのようなことはありません。天然石や砂岩などはデザイン性をよくするために入れるものです。

Q.セラミック塗料は塗りにくいというのは本当でしょうか?
A.本当です。セラミックを均一にするため、十分かき混ぜる必要があります。塗料の伸びが悪く、水を混ぜる場合もあるでしょう。

Q.人気のセラミック塗料にはどのようなものがありますか?
A.よく使用されているのが、日進産業のガイナ塗料です。8割がセラミックでできており、非常に耐熱性が高いことで知られています。

Q.石調のセラミック塗料でおすすめのものを教えてください。
A.山本窯業化工株式会社の「カラーセラミックス」や、菊水化学工業株式会社の「キクスイグラストウォール」などがおすすめです。

Q.外壁塗装業者を選ぶポイントは何でしょうか?
A.セラミック塗料での塗装実績が豊富か・無料見積もりを受け付けているか・見積書の内容が明確かなどをポイントにして選ぶのがおすすめです。株式会社テンイチでは、工事前に無料で外壁診断を行っています。こちらから無料相談を受け付けているため、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

セラミック塗料の種類やメリット・デメリット、選ぶ基準などをまとめてご紹介しました。セラミック塗料にはさまざまなメリットがありますが、選び方には注意が必要です。悪徳業者の手口として使われることも多いため、詳しく知っておくと安心でしょう。