石材調塗料を塗り替える際の注意点は? 業者に依頼する方法やポイント


「石材調塗料を塗り替えたいけれど、どのようなことに注意すべきなのか?」など、石材調塗料の塗り替えについて悩んでいる方は多いでしょう。石材調塗料の効果を十分に生かすためには、メリットやデメリットをきちんと把握しておくことが大切です。また、石材調塗料を塗り替える際の注意点も押さえておきたいポイントとなります。

本記事では、石材調塗料のメリット・デメリットや注意点などについて解説しましょう。

  1. 石材調塗料とは?
  2. 石材調塗料のメリット・デメリット
  3. 石材調塗料を塗り替える際の注意点
  4. 石材調塗料の塗り替えを業者に依頼するには?
  5. 石材調塗料に関してよくある質問

この記事を読むことで、石材調塗料の塗り替えを業者に依頼する際のポイントなどが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.石材調塗料とは?

まずは、石材調塗料がどのような特徴を持っているのか、基本情報をチェックしておきましょう。

1-1.セラミック(陶磁器)や天然石が含まれている塗料

石材調塗料を簡単に説明すると、セラミックや天然石が含まれている塗料のことです。セラミックや天然石などが、樹脂の中に細かく砕かれて含有されています。基本的に、ガンスプレーといった道具を使って吹き付け塗装を行うことになるでしょう。コテやブラシを使って仕上げていけば、波型模様やでこぼこ模様に仕上げることもできます。

1-2.石材調仕上げのスキン(セラミック)仕上げ

大理石等の細かい石の集まりを吹き付けて仕上げる石材調仕上げは、スキン仕上げともいわれています。外壁に吹き付けることで、ほかの塗料とは違う仕上がりになるのが大きな特徴といえるでしょう。スキン仕上げはあくまで塗装仕上げの1つになるため、石と石を接着させる糊(のり)は塗料となります。

2.石材調塗料のメリット・デメリット

ここでは、石材調塗料のメリットとデメリットを解説します。

2-1.耐久性に優れている

石材調塗料の大きなメリットは、耐久性に優れている点でしょう。樹脂に配合されているセラミックや天然石は無機質骨材になるので、ほかの塗料よりも耐久性に優れています。けれども、塗膜自体の耐久性が上がるわけではありません。あくまで、塗膜の耐久性は樹脂によって左右されることになるため、どのような樹脂を使うかか大切なポイントとなります。石材調塗料の中でも、セラミック系の石材調塗料は耐久性が高いほうです。どのような樹脂が耐久性があるのか、専門業者との打ち合わせで確認しておきましょう。

2-2.重厚感と高級感が演出できる

石材調塗料の大きな魅力は、重厚感と高級感が演出できることです。天然石やセラミックが含まれているからこそ、ほかの塗料よりも高級感のある仕上がりになるでしょう。重厚感があるのも長所であり、遠目からでは劣化した感じも分かりにくい特徴があります。家の雰囲気を高級な感じにしたい・重厚感のある雰囲気にしたいと思っている方は石材調塗料がおすすめです。

2-3.親水性が高い

石材調塗料は親水性が高い塗料がたくさんあります。親水性が高いということは、外壁についた汚れが水などで落としやすくなるということです。つまり、外壁に汚れがついたとしても、雨水が洗い流してくれることになるでしょう。汚れが付着するたびに自分で掃除したり、メンテナンスをしたりする必要はありません。ただし、外壁は雨風や紫外線などによって劣化するものなので、定期的な点検が必要になるでしょう。

2-4.施工にはスキルが必要

石材調塗料のデメリットは、施工するにはある程度のスキルが必要だという点です。実績のある業者に依頼すれば問題なく施工できますが、実績がない業者だと不安が残ります。石材調塗料の効果がうまく発揮できませんし、施工不良になってしまうでしょう。施工不良になると劣化スピードが速くなり、再度工事が必要になってしまいます。倍以上の施工費用がかかってしまうので業者選びには注意が必要です。

2-5.価格が高い

ほかの塗料よりも価格が高いのが、石材調塗料のデメリットです。一般的な塗料と比較すると、2~3割ほど高くなるケースがほとんどでしょう。セラミックや天然石が含まれているからこそ、その分の費用が上乗せされているのです。あくまで目安となりますが、天然石が配合されたシリコン塗料は1㎡あたり3,000円となります。一方、普通のシリコン塗料は1㎡あたり2,500円です。価格が高くなることを踏まえた上で、石材調塗料を使いましょう。

3.石材調塗料を塗り替える際の注意点

ここでは、石材調塗料を塗り替える際の注意点をいくつか紹介しましょう。

3-1.塗り替えの目安は約10年

セラミック配合の石材調塗料は耐久性が高めですが、石材調塗料自体に使われている樹脂の品質が価格競争の末に悪くなっているため、約10年で表面の石がボロボロと落ちてきてしまいます。そのため、塗り替えの頻度は10年前後を目安にしてください。10年以上経過していないのにもかかわらず塗り替えをせずに放置していると、下地まで傷んでしまう恐れがあります。建物全体の耐久性が低くなってしまうので注意が必要です。また、石材調塗料は表面上、劣化が分かりにくい部分があります。目に見える場所がきれいな状態であっても、さわってみると表面の石がボロボロと落ちたというケースも多いのです。目視だけでなく、実際にさわって確認してみるといいでしょう。

3-2.下地が傷んでいる場合は下地処理も必要

塗料だけでなく、下地が傷んでいる場合は下地処理も必要となります。下地は土台となるものなので、しっかりと補修しておかなければ高価な石材調塗料を使っても意味がありません。石材調塗料の良いところが発揮されず、すぐに剝がれたり劣化したりすることになるでしょう。ひび割れが起きているのならすき間をなくすためにシーリング等を充填しなければなりません。下地処理は素人では困難な工事となるため、専門業者に依頼するのがおすすめです。定期的な点検やメンテナンスをしていない場合は、まず業者に外壁調査を依頼するといいでしょう。

3-3.不正を行う悪徳業者に要注意!

石材調塗料は魅力的な塗料ではありますが、悪徳業者によるトラブルが続出中です。塗り替えを検討している方は、悪徳業者を見極めるためのポイントを押さえておかなければなりません。たとえば、悪徳業者は「うちなら20年以上は維持できます」と嘘をつきます。石材調塗料は10年が寿命を迎える目安となるため、大げさにいう業者には依頼しないようにしましょう。後ほど、業者選びのポイントを紹介するのでぜひチェックしてください。

3-4.旧塗膜が弾性塗料の場合は石材調塗料が使えない

旧塗膜が弾性塗料の場合、石材調塗料の使用は控えたほうがいいでしょう。前回の塗り替え時に弾性塗料を使っているようでしたら、石材調塗料は使わないように気をつけるべきです。弾性塗料は塗料の中に伸縮性効果のある硬化剤が配合されています。そのため、下地に固めの石材調塗料を使うと相性が悪く、ひび割れの発生リスクが高まるのです。塗膜が固い石材調塗料は、塗膜がやわらかい弾性塗料に追随できません。よって、石材調塗料を使う際は、同じ性質を持っているフッ素系塗料が望ましいとされています。

4.石材調塗料の塗り替えを業者に依頼するには?

ここでは、石材調塗料の塗り替えを業者に依頼する方法とポイントを解説します。

4-1.外壁塗装の実績がある業者に依頼する

前述したように、石材調塗料を使った塗り替えはスキルが必要になるので、なるべく実績のある業者に依頼することが大切です。ホームページ等を確認して、これまでどのような外壁塗装や工事を手がけてきたのが実績をチェックするといいでしょう。実績がある業者ほど、施工事例が記載されていますし、サービス内容についても細かく掲載されているものです。逆に、サービス内容や施工事例が記載されていない不明確な業者には依頼しないようにしましょう。

4-2.見積書の内容も要確認

外壁塗装業者のホームページやサービス内容だけでなく、見積書の内容もチェックしておきたい大事な要素です。石材調塗料は比較的効果な塗料となっているため、一般的な塗料を使った見積もりよりも高額になるでしょう。なるべく費用を抑えたいと思っている方が多いと思いますが、安すぎる業者は施工不良になる恐れがあります。どのような作業にいくらぐらいかかるのか・追加費用が発生するケースなど、細かく説明を受けてください。そして、分からないところがあれば必ず聞くように心がけましょう。

4-3.施工の大まかな流れ

外壁塗装業者に依頼してから施工までの大まかな流れは以下のとおりです。

  1. ご近所に対して工事着工前に挨拶まわりを行う
  2. 足場を組み、メッシュシートを張る
  3. サイディングの防水目地切れやひび割れなど、外壁不具合部の補修を行う
  4. スーパーストロング洗浄できれいにする
  5. 余分なところに塗料が付着しないように養生する
  6. 基材と中・上塗塗料との密着性を高めるために下塗りを施す
  7. 塗膜性能を十分に発揮させるために中塗り・上塗りを施す
  8. 塗装の仕上がりをチェックして完了

4-4.業者選びのポイントをチェック!

どの業者に依頼すればいいのか分からずに悩んでいる方は、以下のポイントを参考にしてください。

  • 外壁塗装の実績があるか
  • 施工事例がホームページ等に記載されているか
  • 石材調塗料についての知識が豊富か
  • どのような質問にも丁寧に分かりやすく説明してくれるか
  • アフターサービスが整っているか
  • 実際に利用した人の口コミや評判がいいか
  • 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか

屋根塗装や外壁塗装を行っている株式会社テンイチでは、無料診断や無料相談を受け付けています。石材調塗料でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

5.石材調塗料に関してよくある質問

石材調塗料に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.石材調の吹き付けにおける塗り替えで気をつけるべきことは?
A.下塗り材の選定に気をつけてください。下塗り塗料の選択を間違ってしまうと、石材調塗料を塗った外壁がすぐに剝がれてしまう恐れがあります。弾性塗料との相性が悪いように、石材調塗料は下塗り材との相性に左右される塗料といっても過言ではありません。だからこそ、施工実績のある業者に依頼することが大切なのです。

Q.石材調塗料は通常の外壁塗装よりもいいのか?
A.高級感や重厚感が生まれるのが大きな魅力ではありますが、通常の外壁塗装とどちらがいいのか聞かれると、それはそれぞれの好みの問題となってきます。正直なところ、石材調塗料に天然石やセラミックが含まれているのは、見た目を良くするのが1番の目的です。耐久性は樹脂の選択によって異なるため、外観にこだわっている方は樹脂選びに気をつけながら石材調塗料を選ぶといいでしょう。

Q.コストパフォーマンスに優れているのか?
A.石材調塗料を使うと、次の塗り替え時にお金がかかるといわれています。耐久性も樹脂の選択によって異なるため、通常の塗料よりもコストパフォーマンスに優れているとはいいがたいでしょう。コストパフォーマンスを重視するのであれば、石材調塗料よりもシリコン塗料をおすすめします。

Q.石材調塗料は工程が多いのか?
A.塗装の最後に透明のトップコートで表面を保護しなければならないため、通常の塗料よりも工程は多いといえるでしょう。きちんとトップコートで表面を保護しておかなければ、数年でボロボロとセラミックが剝がれ落ちてしまうことになります。

Q.注意しておきたい外壁塗装業者の特徴は?
A.スタッフの対応が悪かったり、きちんと説明してくれなかったりする外壁塗装業者には注意が必要です。依頼者の話を最後まで聞かずに、すぐに契約を取ろうとする業者は悪徳業者の可能性が高いので気をつけてください。スタッフがどのような対応をしてくれるのか、複数の業者を比較しながら悪徳業者を見極めましょう。

まとめ

石材調塗料はセラミックや天然石が配合されている塗料です。そのため、重厚感や高級感あふれる仕上がりになります。けれども、樹脂の選択によって耐久性が左右されたり、施工するには職人の技術が必要だったり、通常の塗料よりも価格が高めだったりという点がデメリットです。外壁塗装業者の中には、不正を働く悪徳業者が存在しているので注意しなければなりません。満足のいく外壁にするためにも、なるべく実績のある業者に依頼しましょう。