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2021.03.29 知って得する塗装講座

外壁からの漏水は何が原因なのか? チェックポイントや修理方法も!

「外壁からの漏水はどうやって調べることができるのか?」「補修方法が分からない」とお悩みではありませんか? 雨漏りといえば屋根が原因で起こると思われがちですが、実は外壁が原因の場合もあるのです。外壁からの漏水を放置すると大変なことになってしまうため、早めに対処しなければなりません。

この記事では、外壁から漏水する原因や漏水のチェック方法・外壁の補修方法などを詳しくご紹介しましょう。

この記事を読むことで外壁からの漏水が疑われるときに確認すべきことや、外壁補修業者に依頼する際の注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.外壁の漏水による雨漏りとはどのようなものなのか?

まずは、外壁の漏水による雨漏りがどのようなものなのかをご紹介します。

1-1.外壁の漏水は原因を特定しづらい

雨漏りに気づいたとき、まず疑うのが屋根でしょう。しかし、実は外壁の漏水が原因の場合も少なくありません。屋根の場合は原因箇所を特定しやすいのですが、外壁は窓やバルコニーなどとも接しているため、根本となっている箇所を探すのは困難です。そのため、被害が出ている場所や症状の出方などから外壁の漏水を疑われる場合は、すぐに業者へ連絡するのが望ましいでしょう。

1-2.どんな症状が出るのか?

外壁からの漏水はなかなか家の内部まで水が浸透してこないため、症状が現れにくいのが特徴です。しかし、漏水が悪化すると以下のような症状が出るようになるので注意しなければなりません。

  • 壁紙にシミができる
  • 壁紙にカビが生えて剝がれてくる
  • 壁からカビの臭いがする
  • 壁が湿っぽくなる
  • 壁に水滴ができている

1-3.漏水を放置する影響

外壁からの漏水を放置すると、外壁内部に浸入した雨水が原因で湿気やカビが発生します。カビの胞子が飛び散り、住んでいる人がアレルギーを起こしてしまう可能性もあるのです。また、木材が腐食し、建物の寿命を短くしてしまうことにもつながります。

2.外壁から漏水する原因を紹介

外壁からの漏水は何が原因で起こるのでしょうか。考えられるものをご紹介します。

2-1.塗膜の劣化

外壁に使われている塗料が耐用年数を過ぎると、劣化が進んで防水性が低下してしまいます。雨が降ると雨水が外壁材に浸透し、内部のカビや腐食を招いてしまうのです。そのため、使用している塗料が何年ぐらいで寿命を迎えるのかを把握しておき、こまめに状態をチェックすることをおすすめします。

2-2.窓サッシのすき間

窓サッシ周りに充填してあるシーリング材が劣化すると、痩せてすき間ができ、そこから漏水してしまうことがあります。また、サッシを固定しているネジが緩んでくることも原因の一つです。

2-3.シーリング材の劣化

サイディング外壁の場合、目地に使用されているシーリング材が劣化することも漏水の原因になります。シーリング材は外壁材に比べて寿命が短く、経年劣化によってひび割れなどが起こりやすいのです。

2-4.外壁の傷や変形

外壁に発生したひび割れなどの傷や、変形が原因の場合もあります。特に、窯業系サイディングは反りや変形が起こりやすいため、漏水が起こりやすいのです。また、釘穴から雨水が浸入することもあるので早めに対処しなければなりません。

3.外壁からの漏水をチェックする方法

外壁から漏水しているかを調べるには、以下のポイントをチェックするとよいでしょう。

3-1.外壁にひび割れが発生していないか

まず、外壁にひび割れが発生していないかチェックしてみてください。外壁のひび割れには、ヘアクラックと構造クラックがあります。ヘアクラックは幅が0.3mm以下のひび割れなのですぐ対処する必要はありません。しかし、構造クラックはひび割れの幅が広く長いため、雨水が浸入して建物の内部が腐敗する恐れがあります。

3-2.チョーキング現象が起きていないか

外壁を触ったとき、手に白い粉が付着することをチョーキング現象と呼びます。チョーキング現象は塗膜が劣化しているときに起こる症状なので、防水性が低下しているサインなのです。定期的に外壁を触ってチェックするとよいでしょう。

3-3.壁紙にカビが生えていないか

壁紙にカビが生えている場合、壁の向こう側で漏水が発生している可能性が考えられます。壁の内部は湿度が高くなりやすいため、浸入した雨水が蒸発せず、カビの原因になってしまうのです。壁の内部にもカビが生えると建材が腐食してしまうため、早めに対処しなければなりません。

4.外壁の補修方法を紹介

外壁の漏水が起きている場合の補修方法についてご紹介します。

4-1.外壁塗装

外壁塗膜が劣化してチョーキング現象などが起きている場合は、塗装をし直す必要があります。外壁を高圧洗浄できれいにし、素地をしっかり整えてから新しく塗料を塗るのです。塗料はいくつか種類があるため、なるべく耐久性にすぐれたものを選ぶことをおすすめします。

4-2.シーリング材の打ち直し

シーリング材が劣化している場合は、打ち直しをおこないます。既存のシーリング材を撤去し、新しく充填することで本来の役割を取り戻すことができるのです。漏水が起きている部分だけではなく、全体的にシーリング材を打ち直す必要があります。

4-3.ひび割れや変形の補修

ひび割れの部分はカッターなどでV字にカットし、シーリング材を充填して平らにしてから塗装します。ひび割れの部分だけを塗装するのではなく、外壁全体を塗装するのがおすすめです。サイディングの反りや変形が激しい場合は、張り替え補修がおこなわれます。

5.外壁からの漏水を予防するポイント

外壁からの漏水を予防するためにはどうしたらよいのでしょうか。

5-1.こまめにセルフチェックをする

目で見える範囲に漏水の兆候がないか、こまめにチェックすることをおすすめします。以下がセルフチェックのポイントです。

  • ひび割れや塗膜の剝がれが発生していないか
  • シーリング材が痩せてきていないか
  • 壁紙にカビが生えていないか
  • カビ臭い部屋はないか
  • 壁が不自然に湿っていないか

5-2.5年に1回は定期点検を受ける

セルフチェックでは確認できない部分も多いため、5年に1回くらいの頻度で専門業者による定期点検を受けることをおすすめします。不具合が見つかった場合はそのまま補修も依頼できるような業者を選びましょう。

6.外壁の漏水に関するよくある質問

「外壁の漏水について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.雨漏りの修理に火災保険は適用されないのでしょうか?
A.経年劣化による雨漏りには適用されませんが、台風などの自然災害による雨漏りであれば適用される可能性があります。

Q.外壁からの雨漏りに対してどのような応急処置をすればよいですか?
A.原因箇所を防水テープでふさぐ・外壁全体をブルーシートで覆うなどの方法があります。

Q.外壁から漏水している場合、屋根からも漏水している可能性があるのでしょうか?
A.経年劣化が原因の場合は、屋根も劣化している可能性が高いです。今は問題がなくても、近いうちに屋根からも症状が現れることが考えられます。

Q.外壁修理の費用を抑えるコツはないでしょうか?
A.早期発見により大がかりな修理が必要ないようにすることです。また、修理業者は複数を比較して選ぶことをおすすめします。

Q.外壁修理業者選びの注意点を教えてください。
A.ホームページがない・所在地を明らかにしていない・無料見積もりを受け付けていないなどの業者は利用しないほうがよいでしょう。

まとめ

外壁から漏水する原因や漏水のチェック方法・補修方法などを詳しくご紹介しました。外壁からの漏水は早期に発見して対処することで、被害を軽く済ませられるはずです。ぜひこの記事を参考に、外壁の状態をチェックしてみてください。怪しい箇所があれば業者に点検を依頼したほうがよいでしょう。

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