浜松・静岡・沼津の外壁塗装・屋根工事・防水工事は創業67年のテンイチ

マンションを経営していると、定期的なメンテナンスは絶対に必要です。晴れの日も雨の日も風の日も、どんなときでも外の空気にさらされている外壁は、特に老朽化が目立ちます。

そこで、今回はマンションの外壁工事について考えてみましょう。外壁塗装が必要な理由・塗装方法・業者の選び方についても紹介していきます。

1．外壁塗装の役割

1-1．外壁の保護をするために重要

外壁塗装の一番大切な役割は、外壁の保護です。塗装がないと外壁がそのまま雨風にもさらされてしまい、老朽化が早く進んでしまいます。

外壁塗装を施すことは、外壁をあらゆる問題から守るために絶対に必要なものなのです。

1-2．見た目の美しさを維持する

外壁塗装に使用する塗料には様々な種類や色があります。劣化して塗装が剥げてしまった外壁がそのままでは、外観が悪くなってしまいます。見た目がよくないマンションはそれだけで入居者が減ってしまうこともあるでしょう。

パッと見たときに「住みたい！」と思ってもらうためにも外壁塗装は重要です。

1-3．メンテナンスとして見た目に変化をつける

建てた時の色と次にメンテナンスをして塗り替える時の色は必ずしも同じである必要はありません。もちろん塗料の種類や外壁の材質に合わせて選ぶ必要はありますが、思い切って色を変えてみても雰囲気が変わって面白いですよ。

塗り替えをするだけで、一気に今風のマンションに変身させることもできます。もちろん、センスのいい色選びをしなくてはいけませんが、「色を塗り替えただけで入居希望者が増えた」という例もあります。

入居する側としては住みやすさも大事ではありますが、同じぐらい見た目も重要なポイントなのです。

2．マンションの外壁塗装の方法

2-1．刷毛塗り

長く外壁塗装をする際に使われてきたのが、刷毛で塗る方法です。外壁がどのような形状で複雑な造りになっていても、確実な塗装ができます。

全面を刷毛で行うのはかなりの時間と人手が必要にはなりますが、細かなところまで確実に塗装可能です。複雑な外壁のところだけは刷毛にして、塗りやすい場所はその他の方法を用いるなど、組み合わせて使うと効率よく塗装ができます。

昔から続いている方法ではありますが、職人さんの技術で仕上がりが左右されるので、刷毛での外壁塗装を依頼するのであれば、熟練した技術を持っている職人さんを探さなくてはいけません。

2-2．ローラー

ローラーは一度で広範囲の塗装ができ、ムラにもなりにくいので早く塗装ができるという万能な道具です。ただし、ローラーにも質の良し悪しがあるため、業者選びが重要になってきます。

とにかく早く塗装をしてもらいたいという時には、ローラーを使った塗装を依頼すると良いでしょう。

2-3．スプレー

塗料を霧状に変えてスプレーし、噴き付けていく外壁塗装の方法です。渇きが早い塗料はスプレー塗装に向いています。しかし、スプレー塗装は技術がいるもの。スプレーする距離を変えてしまうと均一に塗料がついてくれませんし、周囲へも飛び散るのでその配慮も必要です。

上手にスプレーを扱わないとムラが出てしまい、キレイな仕上がりになりません。そのため、熟練された職人の技が求められる塗装方法です。

3．塗装にかかる費用相場と塗り替え時期の目安

3-1．外装塗装の種類によって違う、塗り替え時期の目安

外壁とそうはいつ頃になったら考えればいいのか、マンションオーナーにとっては塗り替え時期を見定めるのは難しいものです。一般的には前回の塗装から10年経ったら塗り替えが必要だとされています。

ただし、塗装の種類や環境によって劣化具合は異なるので、注意が必要です。アクリル塗料やウレタン塗料は、早いものでは5年程度で劣化が発生することがあります。

一方、高い耐久性を誇るシリコン塗料は15年ぐらい、その上をいくフッ素塗料は最大で20年ぐらいまで持つこともあるでしょう。

目安としては、5年から8年ぐらい経過したら、マンションの塗装を自分の目で確認して、「あれ？」と思うような部分があれば、一度業者にみてもらうといいかもしれませんね。

3-2．塗装にかかる費用の相場

マンションの外壁塗装費用は、マンションの大きさや塗装の種類によっても変わります。どれぐらいの規模のマンションか、そしてどんな方法で塗装を行うかをチェックしましょう。また早く仕上げてもらいたいとなれば、その分料金をプラスで…という業者もあります。

大体、アクリルやウレタン塗料では坪単価では5,000円から10,000円ぐらい、シリコンとなると10,000円から15,000円ぐらい、フッ素となれば15,000円から20,000円ぐらいというのが相場のようです。

実際に依頼する業者によって開きが大きいですし、この相場には当てはまらない場合もあります。まずは色々なパターンで検討してみてください。

4．業者選びで気をつけること

4-1．費用だけで決めない

マンションの外壁塗装を依頼する際には、まず見積もりを取りましょう。その際に数社から見積もりを取って検討するでしょうが、常識外れに安い金額を提示してくる業者は、ちょっと怪しんだほうがよさそうです。

良心価格で安くやってくれているなら問題はありませんが、安くするかわりにまだ一人前ではない職人を派遣するとか、安い塗料を使うとか、何か裏がある恐れもあります。

手抜き工事のせいで再塗装が必要になり、結局余計に費用がかかってしまったという例も少なくありません。

また悪質な業者に依頼してしまった場合、最初は安い見積もりでも、工事後に知らされていない料金を取られることもあるといいます。できるだけ費用はかけたくないものですが、なぜ安くできるのかを確かめてから依頼したほうがよいでしょう。

4-2．経験・実績を調査

依頼する業者の経験や実績を知ることも業者を選ぶ上では大事な問題です。あまりに経験が少ない業者は、マンションの外壁塗装になれておらず、仕上がりが雑になる恐れもあります。

今までの実績や経験を確認し、安心して任せられる業者かどうかを調べてから依頼してください。

4-3．口頭での約束ではなく書面でやり取りしよう

外壁塗装だけに限りませんが、口頭だけでの契約というのは大変危険です。後で「言った・言わない」の問題になってしまいます。

口頭での約束で済ませずに、きちんと書面で契約を交わしてください。書面にしておけば契約の証拠になりますし、その契約と違うことは応じない、という強い姿勢もとれます。

まとめ

今回は以下のポイントについて解説いたしました。

• 外壁塗装の役割
• マンションの外壁塗装の方法
• 塗装にかかる費用相場と塗り替え時期の目安
• 業者選びで気をつけること

外壁塗装を行うにあたっては、いつ頃にすべきなのかも見極めなくていけませんし、どういう工法でどんな塗料を使うのか、料金はどれぐらいなのか…考えなくてはいけないことはたくさんあります。まずは見積もりを取ってみて、信頼できそうな業者に相談してみると良いでしょう。